日本橋ヨヲコさんの描く漫画家と編集者の”まんが道”です。
全3巻ととっても短くまとまっていて感動的なお話です。
偉大な漫画家を父に持つ事にコンプレックスを持ちながら漫画家を目指す
堺田町蔵と、凄い漫画の才能を持つが故に親から愛されなかったと
コンプレックスを持つ長谷川鉄男の二人が出会い、まんが道を目指します。

この作者さんはコンプレックスを持った人間達のドラマを描くのが
得意で、これ以外の作品も様々なコンプレックスを抱えながら
頑張って現実と戦っていくキャラクターが多いです。

漫画好きにはたまらない展開として、この作者さんの作品は世界が繋がっており、
現在連載中の漫画で他作品の主人公達が脇役として登場する為、
新しい作品もずっと読んでいると前の作品の後日談を読む事が出来ます。

現在はイブニングで少女ファイトという女子バレー漫画を連載なさってますが、そちらに
この作品の主人公達のその後が登場し、その流れがとっても感動するのでオススメです。
こちらはまだ未完です。






ネットで人気が出て売れた漫画です。
主人公がその辺にあるお店に入って食事の感想や店の感想を述べるという、
一見面白く無さそうな内容ですが、主人公の行動がお茶目で癒されます。
気に入らない店員に関節技を極めたりしますが…。
実在するお店がモデルとなっているので、読んで気になった方は
調べて行く事も出来ます。
場合によってはお店だけでなく病院食やコンビニ食などもレビューする為、
他のグルメ漫画ではなかなか見れないシーンを読む事が出来ます。



今回は鈴木先生です。
全11巻でドラマ化もされました。
原作者さんも乗り気で良いドラマになっていたと思います。
鈴木先生とは、独自の教育方法を赴任先の中学校で実践しようとする
熱き教師の物語なんですが、とても濃くて軽く読み飛ばせない内容のオンパレードです。
全部読むとかなり疲れますが、充実した時間を過ごしたい場合はオススメです。

本当に色々な事が起こるのですが、全体として現実に起こる様々な問題
(性教育や生徒会選挙、対世間など)を主とする、精神の摩耗や葛藤との戦い方が
テーマとして描かれているように思います。
弱ってもへこたれずに立ち向かう姿を見て、読み終わる頃には鈴木信者に
なってしまっているかも知れません。

原作にほれた方は原作者さんが同人誌で出している他の漫画もオススメします。
鈴木先生とはかけ離れたぶっ飛んだ内容の漫画が読めたりします。
こちらもかなり刺激が強いです。





不朽の名作、漂流教室を紹介します。
どこにでもいる小学生、高松翔が主人公。
彼の通う小学校の生徒ほぼ全員が学校ごと、滅びて荒廃した未来の世界に飛ばされてしまいます。伝染病にかかったり未来の生物に襲われたり、子供達同士で殺し合ったりと本当に大変な目に合う壮絶な内容の漫画です。
絶体絶命の状況に置かれて生き残るサバイバル設定漫画としては最も好きな作品で、現代の人類へ向けた教訓的な表現も端々にあり、単純に面白い作品という枠にはおさまっていません。







二回目は岩明均さんの「寄生獣」を紹介したいと思います。
前回のミノタウロスの皿にも繋がるのですが…
ある日突然、人間の頭に寄生してその人物と入れ替わり、周囲の人間を食べてしまうという恐ろしい新種の生命体が現れます。
主人公である平凡な高校生泉新一(イズミシンイチ)も、この寄生獣に襲われ頭を乗っ取られそうになるのですが、とっさにとった防御姿勢のせいで右腕に寄生されてしまいます。
こうして”ミギー”と名付けた右手の寄生獣との奇妙な共同生活が始まります。しかし、”人間の頭が生き残った寄生獣”という特殊な存在になった事で、他の寄生獣から命を狙われたり、寄生獣が学校の先生として赴任して来たり、家族が狙われたりと、様々なトラブルに巻き込まれ始め、普通の生活を送れなくなっていきます。

ジャンルはSFと言えますが、その実は人間と異文化を持つ生物との共存という深いドラマを持った作品で、読んで楽しめるだけではなく、”人間とは何か?”という深いテーマについて考えるきっかけにもなるエンターテイメント作品となっています。
シンイチは普通の生活を取り戻す事が出来るのか…濃い内容が短くまとまっている為、時間がなかなか取れない方にもおすすめです。