こんばんは、magです。
言葉がある程度まとまったので、前回お話した「企画」の内容と、その記録を残しにきました。
主に私の身の回りで起こったこと中心。どうぞ宜しくお願いいたします。
※2020/01/26 加筆修正しました。
…
◆「Shing-a-ling! 2019 Winter」に参加しました
歌ってみた系の動画企画、「Shing-a-ling! 2019 Winter」に
「+Chicks」のメンバーとして参加しました。
今回のテーマは「冬」。
「冬の曲、冬を感じさせる曲を歌ったりして、みんなで冬を楽しみましょう!」
という、素敵な企画でした。詳しくは下記URL先にて。
【 Shing-a-ling! 】 #しんりん2019冬
https://kesalanp.wixsite.com/shingaling
◆チームのこと
「+Chicks」。
プラスチックス と読みます。
プラスティックス ではないです(念押し)。
ぷらす と ひよこ で、プラスチックス。
いつの間にか出来た愛称は「ぷらち」。かわいい。ぴよ。
メンバーは ようたろ、シロツメ、アゲハ、mag、ふくろうさぎ の5人。
簡単に説明すると、
リーダーのようたろさんが作ったオリジナル曲を 歌ったり演奏したり動画にしたりする集まり。
…?
…こんな受け取り方で大丈夫なのかな
今から2年前、また別の歌ってみた系企画(通称「合唱コン」)というものがあったのですが、
元はと言えば、ぷらちはその企画に参加するために結成したチームでした。
今回も オリジナル曲での参加です。
タイトルは「エンドロール」。
◆曲名のこと
実は 今回の楽曲タイトルは その「合唱コン」という企画のエントリー前
チーム名を決めようとしたときに私が考え付いて、候補に入れてもらったものでした。
「合唱コン」は「シングリンク」というSNSの中で 代々行われていた歌ってみた企画。
SNS閉鎖に伴い、最後にもう一度…ということで行われたのが
私たちがエントリーした合唱コン。
「END-LOL」は「最後の合唱コン、笑って終わろうね」という意味を込めていました。
(※当時の表記は「END-LOL」 読みが「エンドロール」)
アンケート結果を見て、ちょっぴり悔しかった。
初めて今回の歌の曲名を知ったのは、歌詞振り分けのGoogleスプレッドシートを渡されたとき。
瞬間 泣きそうになりました。
リーダーすぐそういうことしますねえ!
◆私が担当したこと
・歌
・動画制作
・絵(アバター制作)
・写真(動画用素材)
・チームロゴ制作
・タイトルロゴ制作
・動画サムネイル制作
いま数えたらかなりの量に思えますが、
メンバーのみなさんとも協力して、とても楽しくこなせたので
あの短期間で全てをやり遂げることが出来ました。感謝です。
初期段階で頼まれていた事は 「歌と動画、出来たら絵も…」 だったのですけど、
何で増えているかと言えば 私がやりたいですとお伝えしたから…。
◆歌のこと
まさか私が動画の中で歌う人になるとは思わなんだ。
ニコニコ動画に登録したての頃の私に知らせたらきっと失神ものです。
恐らく古のブログ読者さんも泡吹く。
お気を確かに。
ぷらちオリジナル曲はこれで3曲目。
なので、私が動画で歌うのも これで3度目ということになります。
前回とても苦労したけど楽しかったし、また誘ってもらえて嬉しかったし…
でもやっぱり、歌は好きでも上手くはないぶん 苦労しました。
これは「そう遠くない日に また誘われて歌う事になってしまうんだろうな」
と、こっそり購入していたポップガード。
実際 家にお招きして1週間しないうちに使うことになりました。びっくりした。
◆動画のこと
実は 今回もリーダーが動画を作ることになっていた(と思う)のですが、
前動画までMIX担当してくださっていた ふくろうさぎさんのご都合がとても悪くて。
代わって ようたろさん自身が楽器や歌のおMIXをすることになりました。
でも 作詞作曲、歌、動画、更に全員分のMIXは流石に無理です!と…
緊急事態につき、チーム内で動画制作が出来るメンバーを募りました。
2018年の11月頃に 今まで使ってきたノートパソコンが故障してしまい、
新調するにあたって PC関係に強めな父に相談をしたのですが
「また動画作るかもしれないんですが…(予定は未定)」
と話したところ、
「これがいいんでない?」 と見積もってもらって、なにかしらが早いやつを購入したんです。
そのやりとりを思い出して、こんな緊急事態の時に使わないやつないよな、って。
「わ、私も使ったことのあるツールまたダウンロードしてやっ…てみま… はい/(^o^)\」
って。不安ながらも挙手を。
…このあたり、メンバーの皆さんにお伝えしてなかったことなのでは…?
動画制作にあたって使用したソフトは 動画界隈でお馴染み「AviUtl」。
以前、自分でスピードペインティング(イラストメイキング)動画を
AviUtlと画面キャプチャソフトで作り、
数カ月に1本のペースで YouTubeに投稿していた時期があったりしたのですけど
それを最後に投稿したのも2016年~2017年ころ?だったかと。
でも 画面キャプチャの映像以外は全く動かない。そんなものばかり…。
今回担当した「エンドロール」では 絶賛体調不良中のリーダーに
「難しく考えないで、まぐちゃんの絵と歌詞の字幕があるだけでも十分ですからね!」
みたいな事を言われていたのですが、
「それは何だか違うな…」と思ってしまいまして…。
操作方法も編集の仕方もほとんど覚えてないのになんて無謀なんだろう…と
自分でも思いつつ仕上げたのが あの動画です。
私が今までに制作した動画の中で一番動きがある動画(当社比)になりました。
頑張りました。
データを見たら製作期間は 11月11日~12月20日(参加チーム動画一斉投稿日)
になっていました。恐ろしい。
11月11日…歌のリテイク分も提出してなくない?そんな頃?
頑張りました。とても偉い。
ギッリギリだったけど。〆切ギリギリのギリだったけど。心臓爆発しそうでした。
それを言うなら最終音源もなんですけど。
みんなえらい!
動画構想や素材について (ちょっと箇条書きが多めです)
◆動画のテーマ/イメージ
曲名:「エンドロール」 から連想して
→映画/映画館…それっぽい演出を考えよう
→画面の上下を黒い太線でつぶせば画面が横長になる。
映画のフィルムがカラカラ~ってなるやつやりたいな…?
→確かリール回転で出来たと思う。 AviUtl ~古の記憶~
テーマとイメージはこんな感じで固定。
◆曲から感じたイメージ
送ってもらったデモ音源をスマホで聴けるようにして、外出した時は色々な場所を歩きながら
時には軽く走ってみながら音源を聴いて イメージを膨らませました。
「走りながら歌うと気持ちいい!」
「特に誰も居ない一本道で走りながら歌うと良い!めちゃ良い!天才か!」
※ほぼ口パク、風邪予防マスク装備状態です。大丈夫。
(でも息切れはしたし横腹は悲鳴を上げている)
そこから、「モチーフを走らせる」「勢いがある表現を動画に取り込む」 ことを意識。
→走る1本の線。波紋。リール回転の多用(文字やアバターをシュバッて動かしてたあの効果)。
素材に関しては「動きませんが、動かします」 の精神を大切にしました。
アバター素材はアニメみたいに勝手に動かないし、写真は動画じゃない。
だから編集でなんとかする。なんとかした。
活発に動いてくれそうなアバターなのに ずっと動かない静止画を見るよりかは
いくらか良くなっていたのではないでしょうか…。
◆アバター素材が出来上がるまで
歌い手アバターには ポーズに意味はなく、
また アバターごとに考えるような設定もありません。
そもそもあのアバターは 動画用に描いた訳ではありませんでした。
私が「アバターと衣装のイメージはこんな感じでしょうか?」
と なんとなーーーく提出したラフを見たリーダーから
「このアバターの上着は○○コートだから こういう構造になっているはず!」
「~なので!裾はこうして!ここはフワッと!」
「これはこうするとまとまって良く見える!と思いますよ!!」
(資料画像をササっと作って見せながら)そんな熱いご指導があり、
またシロツメさんも
「ニットはみんな同じではなく こんなのがいいかな?」
ってデザインを一緒に考えて下さったり。
それでどんどん衣装の改良がされていき
…いつの間にかアバターとして使う事になってしまいました。
なので、ポーズはラフの立ち絵 ほぼそのまま。
新しくポーズを考える時間も、ちゃんとした設定を作る時間も無かった…
アッ だからこそ出来た表現もあったのでヨシ!
衣装デザインがどんなふうに変わっていったのかは
pixivに投稿した「アバター&素材解説まとめ」を見てね!
【 エンドロール/+Chicks 】
https://www.pixiv.net/artworks/78483875
◆動画内で使った素材のこと ~アバターと写真~
アバター自体、暗い色を多く使ってしまっていたので
→背景は灰色グラデだけで 特別に色は付けない
→その分 アバターや歌詞(文字入れ部分)が引き立つようシンプルにしておく
→「背景は単色、素材はアバターのみの動画」 を見つけて参考に。
でも 私にはアバターのみで全て終わらせられる技術も自信もなかった…。
せめてどこかに写真素材は入れたかった…。
そこで役立ってくれたのが、
2~3年前からイラストの素材にとデジカメで撮りためていた写真でした。
よかった、あえてトイカメラ風フィルターONにして撮っていたこともよかった。
普通に撮ってたらあんな色味調節すぐ出来ない。
動画が丁度良い具合に映えたと思います。
◆動画内で使った素材のこと ~ロゴ~
動画を作り始めようとしたときは まだアバター素材しか用意できていなかった気がします。
実際いくつか作ったのですが、「結局は使わなかった」というものがほとんどで。
ただ、曲名「エンドロール」と「+Chicks」のロゴは必要不可欠だったので
頼まれてはいないけど。勝手に作りました。
「+Chicks」ロゴ
ぷらち第一作目の「Happiness」という動画のイントロ部分に
「+Chicks」のロゴが現れるシーンがあるのですが、
その表現を引き継いで、赤い色の「+」をリール回転させました。
ロゴに使ったフォントはフリーの「装甲明朝」と、PCにデフォルトで入っていたもの。
名前が長くて覚えられていない…。
「エンドロール」タイトルロゴ
クリスタのキャンバスでフリーハンド一発書きです。
疾走感が出したかった…
これだけでは目指していたオシャレからは遠いなぁ と
後々「ル」の「レ」(?)に あの「END-LOL」を付け足しました。
◆動画本編ここ見てくれ
「ここ!ここ見て!!」なんて場面をピックアップして
動画のスクリーンショットと一緒に語っていこう!!
と思いましたが
このブログを最後まで読んでいただき、
それから動画のほうを見てもらって、あぁなるほどなぁ~ て読んで頂きたいので
画像を貼るのはよしておくことにしました。
…
♪選んだ道は正しいのか 誰にも分らないから
シロツメさんが誰かとお別れしているように見せたかった。 ※特に設定はありません。
残ったシルエットはアバターでなく、私が写真素材を撮りに行った時に偶然映り込んでくれた方です。
幽霊とかではないです。
ちなみにこのシーンには隠れミッ〇ーならぬ 隠れうさぎさんがいます。
今回は 直接的には関わっていないけれど、
ぷらちメンの1ぴよ として折角アバターも描いたので どこかに登場させたかった。
本当はここにようたろさんアバターも並ばせたかった。
けど 写真素材にアバターを2人分クリッピングする方法が分からなくて断念しました…。
※でも特に設定はありません。
♪差し出した手のひらが紡ぐ絆
空気感~~~!!すこ
mag以外のアバターは両手をポケットにしまっていたりしているので、
歌詞から読み取れる表現をするなら 私のアバターしか使えませんでした。
特に他の表現方法が思いつかなかったんや…。
magアバターを2人分用意してそれぞれ違う設定にし、無理やり手をとらせていました。
動画編集、こういう表現を考えるのも楽しいですね。
私は動画師ではないですけどね。。。
♪少し潤んだ瞳を閉じた
ア~~~^^ ハイライトの無い瞳が好きです~~~(自画自賛)
瞳をしっかり描き込まなかったが故に偶然生まれた良いシーンだと思っています。
「瞳を閉じた」で使ったカットは シーンチェンジ機能等で再現できなかったので
上下に用意した黒い四角を
↓
↑
みたいにしてゴリ押ししてます。(伝わってほしい)
♪ここで歌うのは最後と知っていたから声が震えた
シロツメ、最後のライブステージ!
ステージに上がる→背景を明るく!
みたいなイメージ。何のライブなんでしょね。
♪どうしたって躓く怖さは消えないけど
ここ一番好きな歌詞なのですけど皆さんいかがでしょうか。私は一番好きです。
グループ制御のおかげで作れた場面です。言葉覚えててよかった。
レイヤーが大変な数になって先に進めなくなるところだった…。
この場面、アゲハさんはシロツメさんと歌っているので少しだけ、
うさぎさんは結構ぼかして 背景に奥行きが出ているかのようにアバターを配置しています。
絵と同じように、そういう風には見えているはず。
始めはうさぎさんのアバター位置に ようたろさんアバターが居たのですが
ようたろさんアバターは最後の最後(メンバー紹介シーン)まで
どういうアバターなのか謎のままにしたかった。
ので、アバターはうさぎさんに差し替えました。
そもそも ようたろさんは歌唱パートがあからさまに少なかったので
アバターの配置が難しかった…というのもあります(小声)
♪いつだって手を貸すから立ち上がれ
mag脚を…見せたかった…
♪(間奏)
メンバー紹介のターン。
アバター全身、名前、担当、背景にアバターのアップ。
全部画面に入れても まだ余白が目立ってしまった…
→肩書き?キャッチコピー?のようなものを下のほうに入れよう!
→意外と思いつかない/(^o^)\たすけてください
→メンバー会議
ああなりました。
「知らない天井」
「ホスピタルロード」
「フライングスカイ」
「KYUKYU Call Body」
「オフトゥン マイ フレンド」
「Onee Meister」
ほかにもこんなパワーワー …候補がありましたなど。
…まだあるけれど、どれも不穏なので 全て公開!とまでは流石に無理です。
不穏です。
ここのシーンで特に気に入っているポイントは
やはりアゲハさんアバターの「ポケモントレーナー感」でしょうか…
アバター描く→動画作る の順だったので
そういう意識していなかったけれど 今見るといい感じですよね。
♪俯いちゃ 空の色は分からないでしょ
天 才 的 シ ー ン チ ェ ン ジ
mag、ようたろアバターに続き
アゲハ、シロツメ、ふくろうさぎアバターを勢いよく登場させるため 試行錯誤したところ
シーンチェンジ→「ワイプ(円)」でとても良い具合になりました。私は天才です。
夜が明け、のぼり始めた朝日を見ているような。
そんなことが動画の中で表現できたらと思っていたのです。
したらドンピシャな機能があった…!
とても、とても良い…。(一般食器圧倒的自画自賛)
♪エンドロールは まだ先にある
「ここすごくエモい…」 (Twitterより頂いた感想)
フレームに入ったハガキサイズのイラストは
私がはじめて「ぷらち」のメンバー全員をイメージして描いた絵だったりします。
その下の機材には「エンドロール」と表示されていて、
横の字幕は「エンドロールはまだ先にある」。
このくだり…実にエモいすね…。
でもそこまでエモく感じてもらえるとは思っていませんでした。ありがとうございます。
ただ正直言うとあの…動画作業中はそこまで考えてませんでした…
ここで使わせていただいた写真は
「すみません!機材の写真いただけますか!」とリーダーに注文し、
その日のうちにいっぱい撮って送ってもらったものの中から選んだ1枚です。感謝。
お部屋の写真は ギターのボディとぷらち絵だけ元の色を残して
あとは加工で 彩度を0まで下げています。
この部分、最初は写真全体を彩度0の白黒写真風にしていたのですが
何だかこう、雰囲気が孤独だなあと感じた、というか…。
そこで「色を残す」シーンを思いついたのが 完成動画を書き出す1時間前くらい?
イラストソフト立ち上げて 差し替えて。動画の書き出し時間との闘いに必死になりました…。
…
長くなりました、動画の解説も取り合えずここでおしまいにします。
とにかくもう、あの、仕上げられてよかった!
動画制作に費やした約1カ月感、まっっっったくペンタブに触ってませんでした。本当に。
こんなにデジ絵を描くことから離れた期間 今までなかったかもしれない…。
ペンタブのペンを1カ月ぶりに握った時の感想は
「紙に絵コンテ描いてた時のボールペンより軽い…/(^o^)\」
これからの感覚戻し作業で地獄を見そうです。
…
★ Special Thanks!! ★
動画制作にあたり、
AviUtlのダウンロード方法やエンコードの手順を丁寧に教えて下さった動画師さま、
作業通話で見守って下さった皆さま、
この場をお借りして。ありがとうございました。
この企画に参加された皆さま
いろんな気持ちが詰まった 素敵な音を
歌声を 詩を 動画を ありがとうございました。とても楽しかったです。
そして、今回の「しんりん2019冬」を企画された主催者さま
また「ぷらち」の活動が出来たのは この企画があったからこそだと思っています。
ありがとうございました。たいへんお疲れ様でした。
…
紹介が最後になってしまいましたが
投稿作のURLを貼って終わります。
ひよこたちは またまた たいへんがんばりました。
それでは きいてください。
This is FUYU song!
【 エンドロール/+Chicks 】
◆niconico版
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36111753
◆YouTube版
◆pixiv(アバターまとめ・動画素材の解説)
https://www.pixiv.net/artworks/78483875
… … …
おまけ。
◆エントリーした日のこと
今回のお誘いの声がかかった&エントリーしたのは 申請締切日(10月末)当日の夜。
既に何かがおかしい。急すぎて 連絡が来た時は変な声で笑いました。
動画一斉投稿日は12月20日ですよね?
今回もオリジナル曲で!とは聞いてはいたものの、
この時 まだデモ曲も無い状態。
代わりに着ていたのはリーダー作詞作曲、初音ミクさんが歌う「おでん」の歌でした。
「EDEN」ならぬ「ODEN」でした。
V系でした。
…何を言っているのかわからないと思います。