乳腺腫瘍について。 | 漫画家の犬たち

乳腺腫瘍について。


漫画家の犬たち-茶壺

蛍の乳腺腫瘍について、愛犬が同じ病気にかかった体験談をメールしてくださいました読者のみなさま、温かい言葉と勇気をくれたCATNAP の先輩ボランティアの方々、本当にありがとうございます。

昨日は丸一日うがうがと考え込み、気持ちも整理されました。
今日も毛玉たちと一緒に元気に過ごしております。



漫画家の犬たち-蛍

さて、『乳腺腫瘍』という言葉を初めて聞く方もいらっしゃると思いますので、少し説明させていただきますね。
乳腺腫瘍は5歳以上の女性ワンコには比較的多い病気です。

発症メカニズムには不明な点も多いのですが、1回目のヒートを迎える前に避妊手術を受けてた子は非常に発生率が低いのに対し、ヒートを繰り返した未に避妊、あるいは避妊手術をしていない高齢犬ほど発生率が高くなることから、卵巣ホルモンとの関係が密接な病気ではないかと考えられています。

『良性』か『悪性』かの割合は、ほぼ半々です。
悪性のものは、いわゆる癌(ガン)です。
乳腺腫瘍と思われるしこり見つかった場合、すぐにその組織の一部を切除して検査し、どんな腫瘍か、『良性』か『悪性』かを調べ、治療法を検討していきます。
現在治療法は、外科的な切除手術が一般的とされており、腫瘍の種類や発現部位、転移の状況などによって、放射線治療、抗がん剤治療、免疫療法など適切な手段を組み合わせておこなわれます。


蛍は、お腹の真ん中らへんの乳房の近くに、小豆~大豆ぐらいの大きさのしこりが2つできていました。
(※蛍は1.2キロの極小サイズのチワワなので、犬種や大きさによって、しこりの大きさも違ってくると思います。)
人間でもよく小さな脂肪のかたまりが体にできたりするので、最初はそのようなものかなぁと重く考えずに獣医さんに連れていきました。

獣医さんから『乳腺腫瘍です。』と告げられ、『腫瘍』という言葉が頭に入った瞬間、思わず『悪性ですか?』と
口に出してしまいました。
きっとその時ワタシは、よほど情けない顔をしてしまってたんでしょうねぇ。
いつもは雑談したりなごやかな雰囲気のなじみの獣医さんが、静かにでもはっきりとした口調で『考えないことです。』とさとすようにおっしゃいました。

先にも説明したとおり、乳腺腫瘍の良性か悪性かを調べるのは組織検査になります。
蛍は高齢ですから、麻酔をかけての組織検査もできませんし、たとえ悪性であっても体に負担のかかる手術はもうできませんからね。



漫画家の犬たち-伽羅

蛍を引き取った時にブログで、


『高齢犬を引き取るのいうことは、覚悟がいります。
これから先、病気、介護、いろんな問題が出てくるからです。
可哀想という気持ちだけではすまされません。』


と、書かせていただきました。

頭では理解していても、実際に獣医さんから病名を告げられたら、やはり気持ちの方がこたえましたね。
昨日のブログは真夜中に1度書いたものを朝にまた書き直したのですが、なかなか文章が上手く打てず、説明不十分ですみませんでした。

『良性』か『悪性』かは50%の確率ですし、蛍は高齢ですから腫瘍の進行は若い子にくらべて遅いので、これからやっていくことを考える時間はまだあります。
蛍にとって一番幸せな生き方を考え、穏やかな時間を過ごせるようにします。

正直昨日は、『蛍が、もっともっともっと大切にしてもらえていたらー・・』『ずっと早くから、うちの子だったらー・・』といろんな事を考え悔しい思いをしました。

でも、保護活動に『だったらー・・』ということはもうありえません。
今とこれからを考えるしかないのです。



漫画家の犬たち-笑顔

蛍は今日も元気にしています。
今朝も、ご飯をおいしそうに完食してくれました。
ブログを書いている合間合間に様子を見に行くと、嬉しそうにシッポをふってテトテトと寄ってきます。
小さくて可愛らしくて強い子です。


うちに来てくれて、うちの子になってくれて、本当にありがとう。
ずっと一緒にいよう。



クローバー
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時々病気のことにも触れるとは思いますが、これからもいつもどおりにペソペソ世知辛く愉快にブログを続けて行きますね。
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