マンガ・ブッダの感想 「身分制度」 | 漫画ブッダをスマホで無料立ち読み、アプリでダウンロードしよう!

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「バリアがどうして

       いやしいのですっ

        …あれも人間だっ」


         出典:『ブッダ 第2巻』、
              手塚治虫、潮出版社、P133より




後にブッダとなる王子シッダルタが


当時の身分制度の底辺である


バリアの娘に恋をして語った言葉。




身分制度が「悪」であることは、

いまの時代、あたりまえですね。




ただ、つい最近までは、

身分制度があることがあたりまえだったんですね。


日本で言うと、戦前までは「華族」という

社会的に認められた貴族がいたわけですからね。






今でも、昔とは、その形を変えて

例えば正社員と派遣社員という「身分制度」があるのかもしれませんし。。。



ちょっと脱線しました。





過去の時代、なぜ、身分制度があたりまえだったのか、

このことを考えてみると

実は、身分制度にも積極的な、

プラスの意味があった という話を思い出します。





「身分制度にプラスの意味」なんて書くと、

異論のある人も多いと思いますので

できるだけ説明したいと思います。






そもそも、血筋や血統といった肉体的な系譜と

スピリチュアル的、精神的な系譜、霊的な系統は、


時代が過去にさかのぼれば

さかのぼるほど、

両者は、一致するらしいのです。




つまり、同じ血脈に、同じようなスピリチュアルな系統の人が集まっていたらしいんですね。





だから、社会の階級の上位には、「バラモン」のような

霊的な能力の高いとされる人々が属する階級があって

同じような血脈の人達の中で、

その階級と霊的な力を維持していたのだそうです。






日本の「天皇家」という血脈も、


この視点で見ると、新たに見えてくるものがあると思います。




では、ブッダがそういった血筋による階級を否定した

その意義とは何だったのか?





このことをあらためて考えてみると、

ブッダの時代には、もう、

そうした

血脈=スピリチュアルな力

といった

明確な相関関係が薄れていたのではないか
と思うのです。


血脈と霊脈が一致しない時代が始まっていたのではないかと。




もしくは、まだある種の血筋が

ある程度、神的な力を維持できていたかもしれないけれど

これからの時代は違うぞ、と。


新たな時代の始まりなんだぞ、

という「さきがけ」がブッダだったのかもしれません。





いずれにせよ、ブッダのような偉大な人が遠い昔に

自分の命をかけて、

このことを世の人々に訴えてくれたおかげで、

今の時代の私たちが、楽しく暮らせるベースができた、

こう言えると思うんです。




だから、私たちは、ブッダのような先達に感謝すると同時に、

これからの子孫たちに、

より住みやすい世界を準備していく

そんな心がまえが必要だと思うんです。


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