殺戮の天使2巻の表紙は、レイとメイソン。

 

メイソンは次の階層で待ち受けていた殺す側の人物。

 

 

物語的には、全体的にレイとザックの絆が深まる内容でメイソン君は活躍は少な目。

 

存在が薄いっていうか、駄々こねた殺人少年でした(笑)

 

殺戮の天使2巻のあらすじと感想※ネタバレ注意

スコップマン・メイソン


次の階層で待ち受けていたのは墓管理の家系の3男として生まれた少年エドワード・メイソン。

 

メイソンは、兄達の”おさがり”ばかりの人生に不満が募り、爆発した少年。

 

 

彼が狂いだすことになった理由は…

引用:殺戮の天使2巻 113p

生き物は誰のものでもないと教えられてきたメイソン。

 

しかし、生き物が死に埋葬するときは自分の墓に入れる…

 

つまり、生き物が死ねば自分のモノになり、それは誰の『おさがり』でもない…

(;''∀'')

 

 

”おさがり”ではない物を手にできる唯一の方法だったが故に、メイソンは幼いころから動物が死ぬのを待ち望んでいたわけです。

 

この時点でも、十分アウトなこどもなんだけど彼が本格的に狂いだす、きっかけになったのは大好きな少女との出会い。

引用:殺戮の天使2巻 142p

スコップを振りかぶり大好きな少女を撲殺…

 

誰かに奪われないために…欲しい物をすぐにでも自分の墓に入れるために人を殺し始めてしまうんです。

 

 

メイソンにとっては、それが死んでいようがいまいが、自分のモノになればそれでいい。

 

それほどまでに”おさがり”が嫌だったって事なんだろうけど、イカれてるとしか言いようがない…

 

そんな悲しい理由でイカレテしまったメイソンがレイとザックを待ち受けていました。

 

レイがザックにこだわる理由!?


殺してほしいがためにザックに協力していたレイ。

 

ザックに限らず殺してもらえるのであれば誰でもいいのでは?という疑問があったのですが、2巻にてレイがザックに拘る理由ができました!

 

 

それは…

引用:殺戮の天使2巻 99p

『この人は神様に誓ってくれた…私を殺してくれるってーそれだけで私の中の全てなの』

 

 

レイの中では『自分を殺すことを』神様に誓ってくれたことがザックについていく理由だと。

 

神様を信じているって事であり、ザックが神様に誓ったから自分を確実に殺してもらえると思っている?ってことなのかな。

 

 

レイの理論が理解できないけど、死ねれば誰でもいいんじゃなく今のレイにとってはザックに殺されることが唯一の願望。

 

レイの考え方が全然理解できないけど、ザックに殺してもらう事を強く望みレイはザックに協力することになりました。

 

歪すぎるけど、2人の絆が強まったということですね。

 

レイに心奪われていくザック


殺してほしいと願うレイと、殺してやると約束したザック。

 

歪なコンビである2人なんですが、2巻ではザックの心境に徐々に変化が見られました!

 

 

ザックの心境に変化をもたらしたのは…

引用:殺戮の天使2巻 26p

レイの可愛らしい笑顔♪

 

ザック曰く目が死んでいるとのことですが、確実にレイに心を奪われています。

 

 

この出来事がこの物語のラストに強く影響を及ぼす出来事なんでしょう。

 

こんな笑顔を出来る少女が死にたがっているわけですが、ザックはレイに生きてほしいと願うでしょうし。

 

 

デスゲームをレイとザックが生き延びた時、最後にザックがレイを殺すのか?

 

それとも、約束を破ってまでレイに生きてほしいと願うのか?

 

歪なコンビの先が楽しみな展開でした!

殺戮の天使2巻の総評

物語はメイソンを倒し次の階層へ行くところで終わり。

 

メイソンとの戦いっていうよりも、レイとザックの絆が深まる物語でした。

 

 

死にたがっているレイが、誰殺されてもいいのではなくてザックに殺されることを望むようになる。

 

そして、ザックはレイの笑顔に心奪われ生きてほしいと願いそうな展開。

 

 

徐々に2人の絆が芽生え始めてきたと同時に、猟奇殺人犯のザックよりもレイの方がイカレている感じが出てきました。

 

レイの笑顔を見て生きてほしいと願い始めそうなザックは普通な感性を感じるけど、殺してもらう相手を選ぶレイの考え方ってのはやはり異常ですよ。

 

 

小鳥の亡骸を縫合した過去もあるし、ザック以上にというかこのデスゲームに参加している中で、レイが最もイカレテイルのでは?と感じてしまう展開でした。

 

 

歪すぎる関係の2人が今後どうなるのかが楽しみな殺戮の天使2巻の感想でした!
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪