小河原智子先生からプレゼントがきました

　日本漫画家協会の会報に山根青鬼先生のエッセイが綴られており、その文中に私のことが紹介されておりましたので、ご連絡があり送っていただきました。懐かしい「田河先生の落款」と「山根青鬼、赤鬼漫画家40周年記念」のことが書かれていましたが、当時のことを思い出しました。山根兄弟とはよく飲み、よく歌い、よく楽しみました。また田河先生から私も『忠』の文字を掘ってあった落款をいただきました。最高の喜びです。

　小河原先生は似顔絵を中心として活躍されております。これは私の感じ方ですが、漫画家は似顔絵をよく描きます。でも似顔絵専門に描き続けるには、それなりに研究努力をしないと一流に離れません。小笠原先生は世界に誇る部数の「読売新聞」で描かれておりますが、閣僚が変わると大変です。テレビよく登場する人は良いけれども全然知らない人の場合は……でも描かなきゃいけない。特徴をつかんで描く。似顔絵は性格が出ます。上手に似て描く人は結構いますが、デフォルメして、見た違和感のないように仕上げるのは、半端な努力ではありません。それに先生は漫画チックに描くので、すぐに小河原作品とわかります。女流漫画家で本格的な似顔絵の先生と出会えたのは最高の喜びです。機会があればゆっくりと漫画談義をしたいです。

（2023年12月28日のFB投稿より）