今日は息子の19歳の誕生日🎂

 

 

 

 

              

 

 

「不妊治療をしないと二人目は望めません」と産婦人科で告げられ時

既に5歳になった娘のママであった私は「不妊治療はしません」とその場で即答しました。

 

それから一週間ほどした時、5歳の娘が幼稚園で

「ママのお腹に赤ちゃんがいる」とみ~んなに話していました。

 

たくさんの人から祝福の言葉を伝えられた私は、その度に「違います」と産婦人科で言われた話を説明しました。

因みに「治療しないと赤ちゃん来ないんだって」なんて娘には話してません。

 

これ以上祝福の言葉を伝えられてはいけないと

私は娘に「今はママのお腹に赤ちゃんはいないんだよ」と話しました。

すると娘は「ママのお腹に赤ちゃん来てるよ」とにっこり笑って言いました。

 

それから数週間したある夕方・・・

私は産婦人科で「あ!赤ちゃん」「心臓がトントンって動いてる」と妊娠したことを告げられました。

 

二人目は望めませんと言われてから一か月も経ってない夏の日の事でした。

 

しばらくして娘に赤ちゃんが来たことを話すと「ほらね」とまたにっこり笑って私のお腹に抱き着きました。

 

妊娠4か月の頃、娘が「ママ病院にいって。赤ちゃんが死んじゃう」と大泣きしました。

私はお腹が痛くてトイレにいました。まさか切迫流産しかけているなんて思わずに。

あまりに泣く娘の言う通り病院へ行こうと主人にも言われ

もう診療も終わっていた土曜日の夕方に病院へ行くと「今日来なかったらアウトでした」

言われました。

 

私の身体に赤ちゃんの命が宿ったことを教えてくれた娘が、この時も赤ちゃんの命を助けて

くれました。

 

その日から絶対安静になった私ですが安静になんてしている暇はなく

でも無理をしない様に過ごし、娘が小学校になって間もなく元気な男のは生まれて来てくれました。

 

その子が今日19才になりました。

弟がママのお腹にやって来てくれたことを知らせてくれた娘。

無事に生まれてくるように祈り守ってくれていた娘。弟の事が大好きだった娘。

その娘は今は天国から弟を見守ってくれています。

 

娘は19才の時に病気になりました。そして22才で天国へ還りました。

今朝息子が言いました。

「Ⅰの分まで頑張る」  「Ⅰの分まで楽しむ」  「きっとⅠもそう思ってくれている」

 

人生ですごく楽しい時期に娘は病気になりました。

夢もありました。最後まで諦めなかった。夢も生きる事も

 

娘が病気になった当時、息子は中学生でした。

高校生になり姉とお別れをし「これからⅠに教えてもらいたい事がいっぱいあったのに」と泣きました

その日から息子は「Ⅰだったらどうするかな?」「なんていうかな?」と姉を感じながら成長して

今日19才になりました。

 

「明日の事は解らない 一日一日を精一杯生きて

今日も生きていたことに感謝をしていたⅠの事を思い

けして諦める事はなかった叶えたい夢を叶える事が出来なかったⅠの事を思いながら一瞬一瞬を大切に、自分を大切に生きていこうね」と話しました。

 

 

息子にも夢があります。

「夢は変わってもいい。その時描いている夢に向かってワクワクして

その自分に近づける様に楽しんで。ママはいつでも応援してるよ」と伝えました。

 

ママの願いは、君が健康で君が思う幸せを見つけて生きていくことだよ。

ママは知っているよ。そうなれる事をね。

 

 

              私達の家族に生まれて来てくれてありがとう

              私をママに選んでくれてありがとう

 

                      そして

             おめでとう