猫は人間をヨンデいる(猫が集まる人完結偏)
瀕死の猫に、やたらと遭遇してしまう人がいます。
出来れば出会いたくない・・・
きっと手を出してしまうから・・・
そう思いながらも出会ってしまう・・・
ちなみに私達は一度もありません。
猫に対するアンテナは張っているつもりなのですが。
猫の神様がいるとすれば、
『アンタ達にはまだ無理。』
という判断を下されているのかも知れません。
猫が集まる人-中篇 にて紹介しましたが、
我家のチビニャンズを助けたとらぴゃサンは、
そんな遭遇をしていまう内の一人だと思っています。
野良猫・捨て猫が多い地域性。
猫に対するアンテナの感度。
猫を見つける天才ワンコ、はんぞーチャンとの日常のお散歩。
そういった各種の条件が整っている、というバックボーンがある為とも言えますが・・・
果たしてそれだけでしょうか?
違います。
実際に救われた和姫より一言。
和姫『助けてくれそうな人を選んで、声を出しました。』
人間が、出会ってしまうのではありません。
猫が選んで、呼んでいたのです。
助けてくれそうな人を見極め、そのタイミングで『ニャー』とアピール。
或いは、助けてくれそうな人が通る場所を予見して、
そこで、バッタリと・・・
猫が生き残る為に生まれつき持った能力だったのです。
では、猫は本当に人を見抜けるのでしょうか?
それは以下のお話で・・・
何度も書いたことですが、
我家の大吉と虎丸は、家族以外に全く懐きません。
が実は・・・今現在に至るまで、たった一人だけ、
大吉と虎丸を懐かせた人がいるのです。
ご近所の友達であるS姉という方です。
S姉は動きがゆっくりで声が小さい。
確かに猫に嫌われない条件を、クリアはしていましたが・・・
ウチの大吉と虎丸の警戒心は、そんなことでは解けません。
我家に来るお客様には、
『動きはゆっくりで、大声を出さないように。』
というおふれを常に発令していますが、
大吉と虎丸が逃げ出さなかった人は誰もいません。
ところが・・・S姉が我家で初めてウチのニャンズに会った時・・・
最初に、遠くから見ていた虎丸が、S姉に擦り寄っていきました。
あのビビリの虎丸がです。
続いて大吉がそろりそろりと、S姉に近づいていきました。
事前に、ウチの上の二匹は気難しいから、と伝えてあったので、
S姉『あれ?何や~。すごい人懐っこいやんか♪』
私達『・・・これはどういうこと? (=◇=;)』
実はS姉は、この数ヶ月前に、
20年弱一緒に暮らしていたワンコとお別れをしていました。
この時分は、ペットロスの状態からまだ抜け切れていない頃でした。
虎丸『あの人が悲しみを身に纏っていたので。』
オマエは昔の近藤正臣か・・・( ̄Д ̄;
猫が癒しを施した・・・のか?( ̄ー ̄;
イルカのヒーリング療法は有名なお話です。
*心に病を抱える人が、イルカと一緒に泳ぐと、
あら、不思議、イルカはその人を選んで近づき、超音波療法をしてくれる、っていう癒し療法。
イルカにはそのような人の状態を見極める能力があるそうな。
動物が癒しを施す可能性は、無いとは言えません。
とはいえ、『自分が一番』という考え方のニャンコが、
他人の為に何かするのでしょうか?
もちろん、しません。
全て自分の為にやったことです。
猫は人間の空気が読めます。
猫と暮らしている方は、次のような経験があると思います。
『コイツ、ホントは人間の言葉が分かってるんじゃないのか?と思う瞬間。』
『医者へ連れて行こう、と考えただけなのに隠れられた。』
『人間には何も見えていない方に向かって、鳴いたり・唸ったりしている。』
『怒ろうとした瞬間に逃げる。或いはタイミング良く甘えてくる。』
『何かを射抜くように、只々こちらの顔をじっと見つめていることがある。』
等々・・・
ちなみに、我家ではこういうことが度々あります。
私とカーチャンがモメると、猫達はカーチャンの元へ群がります。
カーチャン『どうや!猫はみんなカーチャンの味方やで。(´0ノ`*)』
大吉などは、私の目の前でニャアニャアと強く訴えるように鳴きます。
カーチャン『ほれ見ろ、大吉もトーチャンが悪い、って言うてるやろ。( ̄▽+ ̄*)』
トーチャン『うぬぬぬ~。こんなのは偶然だ!(`へ´;)』
カーチャンとモメて、痛めつけられているのはオレの方なのに・・・(ノ◇≦。)
ニャンズよ、癒す対象はこちらではないのかい?(´_`。)
ここまで読んでくれた方は、
この考えが間違っていることが分かってくれますね。
当然に、ニャンズはカーチャンを癒したわけではありません。
我家で有利な方側についただけです。(´□`。)
さて、上のS姉の話ですが・・・
その時分私達は、関東へ旅行へ行く予定がありました。
S姉に、ペットシッターを頼むため、
いきなり猫に会わせるのはなんなので、
この時は、打合せを兼ねて面通しさせたのです。
丁度、ゴハンについての打合せをしていた頃合に、オトニャンズはやって来ました。
つまり・・・
この人に懐かないと、メシを食いっぱぐれる。
ということを瞬時に判断したものと思われます。
ない・・・(-。-;)
証明は出来ません。
でも、違うという証明も出来んはず。
だから、推定無罪だ。( ̄^ ̄)
(ちょっと意味違うけど)
完結編なので結論。
猫はかなり自己中心。
普段寝てばかりですが、
自分の有利・不利に関しては、
人間から出ているオーラなり気なりを察知出来る能力が働くようです。
猫が集まる人とは、猫が欲していることをかなえてくれる人。
言い換えれば・・・
常に猫のことを考えてくれる人。
私よりカーチャンの方が猫に好かれるのは、
この部分に圧倒的な差があるように思います。
ウチのニャンズが身体に不調を抱える時は、
必ずカーチャンに擦り寄って行きます。
カーチャンなら、助けてくれる。
ウチのニャンズは、こう考えているようです。
にしても・・・猫って・・・
つくづくヒトに飼われる為に生まれた動物なんだよなぁ。
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応援よろしくお願いします。m(_ _*)m
おまけ。
八坂神社。ビアガーデンから撮影。
ゆか姉~、焼きかつおはありがたくいただきましたよ。(≧▽≦)



