猫は人間をヨンデいる(猫が集まる人完結偏) | しろくろ&しましま+3

猫は人間をヨンデいる(猫が集まる人完結偏)

瀕死の猫に、やたらと遭遇してしまう人がいます。


出来れば出会いたくない・・・


きっと手を出してしまうから・・・


そう思いながらも出会ってしまう・・・



ちなみに私達は一度もありません。


猫に対するアンテナは張っているつもりなのですが。


猫の神様がいるとすれば、

『アンタ達にはまだ無理。』

という判断を下されているのかも知れません。



猫が集まる人-中篇 にて紹介しましたが、

我家のチビニャンズを助けたとらぴゃサンは、

そんな遭遇をしていまう内の一人だと思っています。


野良猫・捨て猫が多い地域性。


猫に対するアンテナの感度。


猫を見つける天才ワンコ、はんぞーチャンとの日常のお散歩。


そういった各種の条件が整っている、というバックボーンがある為とも言えますが・・・


果たしてそれだけでしょうか?



違います。



実際に救われた和姫より一言。

和姫『助けてくれそうな人を選んで、声を出しました。』


人間が、出会ってしまうのではありません。


猫が選んで、呼んでいたのです。


助けてくれそうな人を見極め、そのタイミングで『ニャー』とアピール。


或いは、助けてくれそうな人が通る場所を予見して、

そこで、バッタリと・・・


猫が生き残る為に生まれつき持った能力だったのです。


では、猫は本当に人を見抜けるのでしょうか?


それは以下のお話で・・・



何度も書いたことですが、

我家の大吉と虎丸は、家族以外に全く懐きません。


が実は・・・今現在に至るまで、たった一人だけ、

大吉と虎丸を懐かせた人がいるのです。


ご近所の友達であるS姉という方です。


S姉は動きがゆっくりで声が小さい。


確かに猫に嫌われない条件を、クリアはしていましたが・・・


ウチの大吉と虎丸の警戒心は、そんなことでは解けません。


我家に来るお客様には、

『動きはゆっくりで、大声を出さないように。』

というおふれを常に発令していますが、

大吉と虎丸が逃げ出さなかった人は誰もいません。


ところが・・・S姉が我家で初めてウチのニャンズに会った時・・・


最初に、遠くから見ていた虎丸が、S姉に擦り寄っていきました。


あのビビリの虎丸がです。


続いて大吉がそろりそろりと、S姉に近づいていきました。


事前に、ウチの上の二匹は気難しいから、と伝えてあったので、


S姉『あれ?何や~。すごい人懐っこいやんか♪』


私達『・・・これはどういうこと? (=◇=;)』



実はS姉は、この数ヶ月前に、

20年弱一緒に暮らしていたワンコとお別れをしていました。


この時分は、ペットロスの状態からまだ抜け切れていない頃でした。



虎丸『あの人が悲しみを身に纏っていたので。』


オマエは昔の近藤正臣か・・・( ̄Д ̄;



猫が癒しを施した・・・のか?( ̄ー ̄;


イルカのヒーリング療法は有名なお話です。


*心に病を抱える人が、イルカと一緒に泳ぐと、

 あら、不思議、イルカはその人を選んで近づき、超音波療法をしてくれる、っていう癒し療法。

 イルカにはそのような人の状態を見極める能力があるそうな。


動物が癒しを施す可能性は、無いとは言えません。


とはいえ、『自分が一番』という考え方のニャンコが、

他人の為に何かするのでしょうか?



もちろん、しません。

全て自分の為にやったことです。



猫は人間の空気が読めます。


猫と暮らしている方は、次のような経験があると思います。


『コイツ、ホントは人間の言葉が分かってるんじゃないのか?と思う瞬間。』


『医者へ連れて行こう、と考えただけなのに隠れられた。』


『人間には何も見えていない方に向かって、鳴いたり・唸ったりしている。』


『怒ろうとした瞬間に逃げる。或いはタイミング良く甘えてくる。』


『何かを射抜くように、只々こちらの顔をじっと見つめていることがある。』

等々・・・



ちなみに、我家ではこういうことが度々あります。


私とカーチャンがモメると、猫達はカーチャンの元へ群がります。


カーチャン『どうや!猫はみんなカーチャンの味方やで。(´0ノ`*)』


大吉などは、私の目の前でニャアニャアと強く訴えるように鳴きます。


カーチャン『ほれ見ろ、大吉もトーチャンが悪い、って言うてるやろ。( ̄▽+ ̄*)』


トーチャン『うぬぬぬ~。こんなのは偶然だ!(`へ´;)』



カーチャンとモメて、痛めつけられているのはオレの方なのに・・・(ノ◇≦。)


ニャンズよ、癒す対象はこちらではないのかい?(´_`。)


ここまで読んでくれた方は、

この考えが間違っていることが分かってくれますね。


当然に、ニャンズはカーチャンを癒したわけではありません。



我家で有利な方側についただけです。(´□`。)



さて、上のS姉の話ですが・・・


その時分私達は、関東へ旅行へ行く予定がありました。


S姉に、ペットシッターを頼むため、

いきなり猫に会わせるのはなんなので、

この時は、打合せを兼ねて面通しさせたのです。


丁度、ゴハンについての打合せをしていた頃合に、オトニャンズはやって来ました。


つまり・・・



この人に懐かないと、メシを食いっぱぐれる。



ということを瞬時に判断したものと思われます。



虎丸『証拠はあるんですか?』



ない・・・(-。-;)



証明は出来ません。


でも、違うという証明も出来んはず。


だから、推定無罪だ。( ̄^ ̄)

(ちょっと意味違うけど)



完結編なので結論。


猫はかなり自己中心。


普段寝てばかりですが、

自分の有利・不利に関しては、

人間から出ているオーラなり気なりを察知出来る能力が働くようです。


猫が集まる人とは、猫が欲していることをかなえてくれる人。


言い換えれば・・・


常に猫のことを考えてくれる人。


私よりカーチャンの方が猫に好かれるのは、

この部分に圧倒的な差があるように思います。


ウチのニャンズが身体に不調を抱える時は、

必ずカーチャンに擦り寄って行きます。


カーチャンなら、助けてくれる。


ウチのニャンズは、こう考えているようです。



和姫『だって、猫やもん♪』



にしても・・・猫って・・・


つくづくヒトに飼われる為に生まれた動物なんだよなぁ。



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おまけ。


八坂神社。ビアガーデンから撮影。


ゆか姉~、焼きかつおはありがたくいただきましたよ。(≧▽≦)