昨日は必勝祈願と全体
練習。
記事はサンスポから。
阪神・岡田彰布監督は「人数おらん言うたら他の球団に怒られるわ」とリリーフで燕に勝つ！
〝借金１０〟からの巻き返しへ自信満々
ブルペン力でも勝てる！ 阪神は２８日、鳴尾浜で全体練習を行い、岡田彰布監督（６５）は救援陣の底上げに自信をみせた。セ・リーグを２連覇したヤクルトに逆転可能な戦力になったと実感。「どんだけブルペン陣のな、勝ち星が大事かってことよ」－。３１日のＤｅＮＡとの開幕戦（京セラ）まで、２日、守り勝つ野球を再び見せる。
昨季のヤクルトとの差は１２勝じゃない。〝２４勝〟差で負けたんや。３１日のＤｅＮＡとの開幕戦に向けて、全体練習が鳴尾浜でスタート。投打の見極めを終えた岡田監督はソロバンを弾きながら、自然と笑みがこぼれた。
「人数はおるよ。人数おらん言うたら他の球団に怒られるわ。いてる、言わんとしゃあない」
シーズン突入まで、あと２日。厳しい勝負の世界だ。どれだけオープン戦で結果が出ようとも、不安になるのが当たり前だ。ところが、岡田監督は違う。十八番ともいえるブルペン陣のやりくりを楽しみにしていた。
「中継ぎの勝ち星が一番大きいんやで。（昨季の阪神は）借金１０やで」
昨季の救援陣の勝敗だけを見れば阪神は１４勝２４敗の〝借金１０〟。ヤクルトは３１勝１７敗で〝貯金１４〟だ。ツバメには５５試合に登板し、９勝を挙げた新人・木沢がいるものの、高津監督が課題の投手陣を整備した証し。逆に阪神は開幕戦で最大７点差を逆転されたようにリードを守り切れない場面が多かった。
「どんだけブルペン陣の勝ち星が大事かってことよ」
自信を深める理由が若手の成長だ。３年目の石井はオープン戦で８試合に登板し、無失点。直球も常時１５０キロ台を計測し、指揮官は「めちゃくちゃ評価しとるよ。（勝ちパターンに）そら入ってくるやろな」と目を細める。他にも加治屋やＤ６位・富田（三菱自動車岡崎）も実戦で結果を出し続けた。守護神はＷＢＣ帰りの湯浅に任せる見通しで岩崎、浜地、Ｋ・ケラーがセットアッパーを務めるとみられる。リーグ優勝した２００５年の〝ＳＨＥ〟（桟原将司、橋本健太郎、江草仁貴）のような試合を壊さないブルペン陣を結成できる手応えがある。
「そんな（中継ぎ１人が）９勝もせんでええけど。そんなん大変や」とニヤリ。駒はそろった。彼らの力の引き出し方は自分が一番分かっている。（三木建次）
