昨日は投手指名練習に
岡田監督が登場。
バント指導をやったとの
こと。
記事はサンスポから。
阪神・岡田彰布監督、休日返上で開講した〝バント教室〟に「フフフッ」 才木は「『一番下手くそや』と言われました」
バント失敗、アカンー。阪神・岡田彰布監督（６５）が２７日、甲子園室内での投手指名練習を電撃視察し、バントの熱血指導を行った。２６日のオリックス戦（京セラ）では才木浩人投手（２４）が犠打失敗。１点をもぎ取るため、指揮官がさっそく動いた。
隣接する聖地から高校野球のブラスバンドの音色が聞こえる甲子園室内に、コテコテの関西弁で話す岡田監督がいた。指名練習に参加した青柳や西勇ら６人の投手に対し、約１５分間のバント熱血指導だ。
「フフフッ。昨日、無様なバントをしとるからのう」
阪神の監督が投手指名練習に姿をみせるのは異例。２６日のオリックス戦、２－３の五回無死一塁、才木に送りバントのサインを出すも２球連続ファウル。カウント１－２から最後もバントを決められず、「ピッチャーなんか、特に自分に（影響が）かかってくることやから」と憤慨していた。投手陣のキャッチボールが終わると才木にバントの構えをさせて指導スタート。構え方から始まり、心構えなどを身ぶり手ぶりを交えて熱く語った。時折、選手たちから笑い声も漏れたが、真剣な表情で指揮官の話に耳を傾けた。
才木は「（岡田監督から）『一番下手くそや』と言われました」と頭をかくと、「構え方に問題あるんじゃないかと言われたので。バントはやっぱり大事。修正できる範囲なので、しっかりやります」。同じ失敗は二度としないと誓い、マシン相手にバント練習を繰り返した。
直立不動で聞き入っていた大竹は指導内容の一端を明かした。
「才木は（打席に）棒立ちみたいな感じで、高めのボールに合わせて入っている。（岡田監督からは）ストライクゾーンを小さくして、できる球だけやればいいと。（三振まで）３球あるから、別に１球目で決めなくちゃいけない、ということはないからと話をしてくれました」
昨季１２球団１位の防御率２・６７を誇った投手陣を武器に、守りの野球を掲げる岡田監督。送りバントを絡めて１点をもぎ取ることを理想とするだけに、好機でのバントミスは許すわけにはいかない。
思い立ったら即行動が岡田流だ。２００４年から５年間の前回監督時も、甲子園でナイターがある日にたびたび午前中に鳴尾浜での２軍練習を視察したり、若手練習に顔を出すことは珍しくなかった。今は３１日のＤｅＮＡ戦との開幕戦（京セラ）に向けた最終調整段階。休日返上での視察＆指導は当然だった。
「まあ、昨日ピッチャーのバントを初めて見たからなあ」
課題が出ればすぐに手を加える。６５歳になってもそのスタイルは変わらない。全ての不安を払拭して開幕を迎える。（三木建次）
★〝バント教室〟に参加した選手の反応
◆青柳 「才木を見ていたら、本当に高めのボール球で構えていたりだとか。初歩的なことですけど、改めて再確認できた」
◆西勇 「構え方とか投手から見てどうや、とか、バッターか見て（どうや）って話をした。（バントを決めれば自分にもプラスかの問いに）その通りだと思います」
◆伊藤将 「ピッチャーはバント一つで点が入ったり、結構（流れが）変わると思うので、そこの確認ですね」
