娘は現在アラサー。
これは今から20年ほど前のこと。
図工の用意
事の始まりは、1年生から
これだけで終わりではなかった。
図工の用意。
普段使わない色々な物。
忘れてきた人は、ほかの人からもらう
という先生のやり方。
うちの娘、いろいろあげていました。
ひとりにあげたら、次の子にあげないわけにいかないよね?
「あなたにはあげない」なんて、いじわるみたいじゃない?
だから、二人目も三人目も…。
5年生から図工は専任の先生になって、それでも必要なものを用意してない子はいました。
その人数の多さに、担任の先生が保護者に通知したほどです。
でも、たぶん子供自身が図工で用意するものを保護者に伝えていないと思うのよね。
買わなければいけないものなら、親に負担はかけたくないとか、あるかもしれないし。
単に忘れているとか。
また忘れていたとしても、持ってきている人からもらえばいいと思ってるとか。
1年生の時から「持ってきている人からもらう」「もらっていい」っていうのを先生が教えたのだから、学ぶよね。
6年生の時に、娘が「図工で麻縄がいる」と言いました。
私 「麻縄って太いの? 細いの?」
娘 「細くていいと思う」
私 「何メートル?」
娘 「わからない」
それじゃあ…と。
「ひと巻き」買ってきて、持たせたら…。
(学べよ、わたし…と思う)
もうおわかりですね?
娘(とても遠慮がちに)「あのね、麻縄持ってきてない子がいて、分けてあげたの。でも人数が多くて…。自分の分が足りるかなって不安なの…。だからもうひとつ欲しいの」
これは…ちょっと…。
キレました。
お金の問題じゃないです。
充分持たせたのに!!
持って行った本人が、不安になるくらい取られていくって
どういうことよ!!
なんで、娘がそんな思いをしなきゃいけないの!!
学校の用事のついでに、図工の先生に会いに職員室へ行きました。
担任の先生が職員室の入り口に出てきて、図工の先生はいらっしゃらないので、担任の先生に上のことを言いました。
モンペみたいですね。
先生に、伝えました。
「6年間、本当にいろんなものを持っていない子にあげてきました。
なんで、娘が人の忘れ物をフォローするようになっているんでしょうか?」
ちゃんと案も出してきました。
「忘れた人はペナルティとして、その時間何もできません」
とするか
「図工の先生が用意して、あとで保護者に料金徴収する」
とか
「他に何か案があれば、それでいいです。
特定の子に負担がいかないようにしてください」
と。
その麻縄の件が6年生最後の図工でした。
その後、どうなったか知りません。
私が話したことが、担任の先生から図工の先生に伝わったのかもわかりません。
今でも、娘のような思いをしている子がいるのかな…?