娘は現在アラサー。

 

小学3年生の時にLD(学習障害)・ADD(注意障害)と診断されました。

 

これは今から20年ほど前のこと。

 

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20年前に書いていたものが残っていました。

 

関東の私立中学校に初めて行った日のことです。

 

言葉は20年前のままにしています。

(軽度発達障害・アスペルガーなど。)

 

 

  説明会の内容(書きとめたメモから)

 

保護者との連携を蜜にしています。

 

今年度の登校率(軽度発達障害の子は不登校になることが多い)

 4月 98%

 5月 95%

 6月 90%

 保健室登校の子もいます。

 

今年度の生徒数は

1年 38人

2年 24人

3年 15人

2・3年生はフリースクール時代の生徒です。

 

男の子が多く、女の子は少ない(クラスで2・3人程度)。

そのためか女の子たちの結束力は高い。

 

制服はありますが、入学式などの決まった日だけ着ます。

普段は私服登校です。

 

運動場はなく、体育館で体育をします。

運動会は運動場を借りて行います。(市の運動場かな)

 

自信を失っている子がほとんどなので、自信の回復に努めます。

 

基礎学力の定着を目指しています。

 

できることを伸ばし、個性を尊重します。

 

個別指導計画書を作成します。

・心理検査(WISK-Ⅲ)をする。

・生徒用目標チェックシート

・家庭学習チェックシート(生徒がつける)

・行動チェックシート(ADHD アスペルガー)

・学期目標チェック

・教師間で個々の生徒の情報を共有します。

 

 

教科書は使いません。

ワークシート・ドリルを使います(1枚出来上がったことにより、達成感を感じる) 

 

活字は大きく、ひらがなを多くし、漢字にはルビをふっています。

 

各教科のプリントはファイルに整理するように指導しています。

 

持ち物の配慮

・道具箱は透明のケースを使って、外から確認できるようにしています。

・色が出る糊を使っています(手先の不器用さに関係している)

・ボールペンはノック式を使用します(キャップをなくす子が多いため)

・荷物(かばん・プリントファイルなど)は全部後ろの棚に入れるようにしています。

・机の中には何も入れないことになっています。

 

 

国・数・英は習熟度別です。

 

表現・総合・SST(ソーシャルスキルトレーニング)は社会性発達度別にクラス分けをしています。

英語はドリル形式で英語の音を学ぶ授業をしています(フォニックス)。

 

入学条件

学校説明会(要連絡)→受験相談会(要予約)→体験入学(要予約) に出席された人が2月の受験資格を得られます。

 

こんな生徒はお断り 

・非行化傾向がある子

・20人程度で指導が伝わらない・通らない子

・ 個別に近い指導はできますが、個別指導はできません。

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

私が体育館で説明を聞いている間、娘は学校の図書室で待っていました。

ほかにも女の子が一人と男の子が二人。

 

娘は先生に算数の宿題(体積)を教えてもらったそうです。

のちほどその先生とお話したのですが、「とってもしっかりした子ですね。「ゲームしていい?」って聞いてきたので、「いいよ」って言うとしばらくゲームをしていたのですが、 今度は「宿題していい?」って聞いてきたので「いいよ」って言ったら 算数のプリントをしていました。式にちゃんと単位を書いてできるのは、いいことです」 と言われました。

とても人当たりのいい優しそうな先生でした。

 

この中学校は高校と同じ校舎にあり、廊下でつながっていますが、お互いの生徒が行き来できないように「ここからは高校」とわかるように区切られていました。

 

帰りぎわに見た金髪、ピアス、Tシャツ姿の大きな男の人。 先生ではないと思うので、高校生かしら・・・?と。 高校生だとしたら、かなり自由な校風だと思います。 

 

 

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娘の感想

 

先生が優しそう。

図書室の本が少なくて、読みたいと思える本がなかった。