人が定着しない会社ってありますよね?

定着しないで辞める⇒その穴埋めのために人材募集をする⇒人材募集のためにお金がかかる⇒でもなかなか人が応募してこない⇒やっと応募してきたがスキルが少なめ⇒でも人が足りないから教育は現場にOJTで任せることにしてとりあえず採用⇒現場で教育をするが、忙しくてなかなか構っていられない⇒1年もたたずに辞めてしまう、こういうことはよくあります。

給料が良くないのか、会社の人間関係が良くないのか、仕事内容が合わないのか、何かしら原因があるのは間違いないのですが、退職する方は本当の退職理由をなかなか教えてくれません。あまり波風を立てたくないので、実家の跡継ぎをすることにした、介護のために辞めざるをえない、などと適当に理由をつけて辞める。

そんなわけで、その会社に何が問題があるのかがわからないんですよね。

もしかしたら、うすうす気づいてはいるんだが、対策をうてずに困っているということなのかも知れない。例えば特定の管理職が原因で退職者が続出しているのはわかっているが、その管理職を降格させたり異動させるのが難しくて、ことがおおきくなってからようやく動き出すパターン。これもあるある話です。

本来、会社の利益を考えるのであれば、その管理職をきちんと教育して退職者をださないようにしないといけないはずなんですけどね。

人手不足の解消法は、退職者を出さないことに尽きると考えています。そうすれば人材募集や新人教育のためのコストが抑えられますし、そのお金を社員の賞与に還元して人を定着させていくことが大切なんじゃないかとは思います。

それと、現場で優秀だった人を管理職に昇格させるパターンって非常に多いと思いますが、管理職って部下がスムーズに仕事ができるように采配するのが仕事なので、そういう認識をもってもらうように教育することも大切な気はしますね。

いずれにしても、中小企業さんの課題は、退職者を出さないことでしょうね。