改めまして製作記です。

 

前回の冒頭で書いた通り、2011年に購入したものの少し進めては中断を繰り返し、2019年にようやく完成しました。完成こそ2019年なものの手を付けたのが古く、そんな訳でまた途中写真とかが殆ど残っていません。

2011年に原作者のクレイグ・トーマス氏の訃報を受けて追悼という訳ではないですが何かしたくなり、本キットを作ろうと購入したという経緯です。

アニグランド社は香港の航空機レジンキットメーカーだそうで、ちょっと珍しい機体なんかを作っているそうです。その中にSci-Fiカテゴリがあり、このファイアフォックスがあります。

 

 

大型の機体なので1/72でも結構なサイズになるため1/100くらいが丁度良かったんですが、1/48、1/72、1/144とある中そこだけ無いんですよね。1/144はさすがに物足りないかと思って1/72にしました。

 

レジンキットを作ったのはこれが最初になります。前の記事でウェーブの1/24ブラッドサッカーがありましたが、手をつけたのはこちらが先になるため後から触ったブラッドサッカーの作りやすさには驚いたものです。

もともとガレージキットというのはこういうものだと知ってはいたのでそう驚きはしなかったのですが、やはりあちこち成形不良とかがありまして。

 

突起部の先端に穴が空いてるとか

 

細々欠けてたり穴が空いてたり、チャフかフレアの排出口が片方潰れてたりとか

 

翼の先端部が欠けてたりとか

 

ちょっと画像だと見えにくいですが、尾翼のモールドがごっそり埋まってたりとか

 

まずはこの辺の補修から始まりました。ガレージキットってこんなもんとは思ってたけど、何で1万何千円だか払ってこんなことせにゃいかんのだとかちょっと思っちゃいますね。いややるけど。

穴はポリパテとかで埋め、モールドは正常な側のパーツを見ながら彫り直し、欠けた翼の先端はプラ板貼って整形、潰れた排出口は正常な方からお湯まる君で複製と。

 

大体の補修が終わってさあ進めようという段になって、着陸状態か飛行状態かどっちにしようかなと思い始めて(先に決めておけという)。

着陸状態の方が飾りやすいものの、飛行状態の方が単純にカッコいいよなあということで飛行状態で行くことに決定。

そうするとパイロット乗せなきゃね、ということで、キットにはありませんので積んでたフジミの1/72 Mig-21からパイロットを拝借。装備の時代がだいぶ異なりますが、ヘルメットとかは映画の映像に合わせて加工しちゃうので問題なしと考えました。

またコクピットが基本的にスカスカで、座椅子みたいなシートに棒一本な操縦桿が付いてるのみでちょっとディティール不足です。これまた写真が残っていないですが、秋葉原のイエローサブマリンスケールショップでSu-27用コクピットパーツのレジンキットを購入しまして、加工して埋め込みました。

機体が大きい割にコクピットのスペースは狭く(その辺がまた試作機という感があって良いのですが)、そのままではまるで収まらずに随分カットして埋め込みました。

 

パイロットのフィギュアもやはりそのままではまったく入らず、脚をばっさりカットしてなんとか収めました。

最終的にみんなほぼ真っ黒なんでよく分かりませんが、ミッチェル・ガントさん搭乗状態です。

 

コクピット廻りが片付いて後は全体を進めるだけとなった訳ですが、飛行状態とするので何かスタンドが必要となり、市販の飛行機用スタンドとかをいろいろ見てみたもののどれもしっくり来るものが無く悩みました。

機体の内側に磁石を仕込み、スタンド側の磁石とで固定するタイプの物が穴も開けず済むので良いなと思ったんですが、何せレジンキットで重いためちょっと保持力が足りない。

いろいろ見ていくうちに、トミーテックの技Mix(現在は終了)の発光ユニット付きスタンドというのが目に止まり、これやってみたいなあと思い立ち改造することにしました。最初に製作内容とか考えずに進めて途中で思いついて方向転換とかするのでいつもいらん苦労をします。自分が楽しくてやってるのでまあいいのですけど。

幸い胴体パーツはまだ全部接着していなかったので、胴体下部のパーツに回路とスタンド受け穴を作ることにしました。スタンド側に電池ボックスがあり、スタンドから出ている電極がそのまま本体を固定する役割にもなっているナイスな設計です。技OP11 白色発光ユニットという型番だったと思います。

 

 

公式から消えてるのでホビーショップのページになりますが(終息品のため購入不可です)。

 

また発光ユニットがもともと1/144向けのため発光部までの線の長さが足りません。一度切断して延長とかやっていたんですがうまく決まらず、何度もやっているうちに発光部を焼いてしまったようで光らなくなってしまいました。仕方なく秋葉原の千石電商で抵抗入りLEDというのを買ってきまして

こんなんだったと思います

 

どうにか元の回路部に再ハンダ付け成功し安定して光らせられるようになりました。

 

エンジンノズルの内部をモールドに沿ってくり抜き、赤の半透明の塩ビ板かなんかで蓋をして光漏れ対策として薄い金属板で囲み、そこにLEDの受けパーツを作りました。

この写真だと赤の半透明板が十分赤くて点灯状態とあまり差がなく見えますが、完成時にはエンジン部は囲まれて暗くなるため点灯/消灯状態のメリハリはちゃんと出るようになります。

こんな感じ

 

あとスタンド自体ですが、1/144のプラキット用なので当たり前ですが強度がまったく足りません。1mmのプラ板を貼り足しまくって重量に耐えられるものにしました。回路と接続する電極部分もこれだけでは接合部を支えきれないため、プラ板の受け部分を作り1mmの真鍮線を追加して補強しました。

 

本体の受け部

 

取り付けた状態


 

塗装は黒サフの上からミッドナイトブルーを薄く吹いてます。前縁スラットとかの一部色違い部はネイビーブルーです。

デカールはキット付属の星マークだけとなっています。試作機とは言えもう少しコーションマークとかあれこれあっても良さそうですが、映画劇中でも見えないのでそちらに合わせることとしました。

 

まとめて書くとそうでもないんですが、あれこれ試行錯誤を繰り返し、中断してた時間の方が長かったんですが数年かけてなんとか完成に至りました。

時間がかかった事や好きな機体であることなども含めて思い入れの強い一作となっています。