家族以外の人と、政治宗教の話はしてはいけないというのが人づきあいの常識とされていた
子どもの頃から仲良くしている大親友でも、政治宗教の話だけはダメだと。

レベルの高い進学校では、そのような事もなく、友達同士で休み時間に自然に話題になる場合もあるのかもしれない。
私の出身校は中堅以下だったので、政治経済の話をしている人などいなかった。
アイドルグループや連続ドラマ、漫画や音楽や流行中の遊び、部活動の事といった当たり障りのない話ばかり。あとは恋バナ。
それも楽しいが…
私の過ごしたバブル期には政治などの真面目な話をすると煙たがられたものだ。
尤も、当時は私自身も興味がなかった。

いつの時代もイジメはある。
1番残酷なイジメをするのは中学生だろう。
理由は殆どがくだらないものだ。
相手の外見、体型や顔立ちを侮辱し嘲笑するものが圧倒的に多い。
イジメが発生する原因は山ほどあるが、その中の1つとして、友達同士でも政治の話をしてはいけないという事もあるような気がする

考えが違う場合、亀裂が走り、最終的には友情が壊れてしまうから、というのが理由なのだろうが、それで壊れるような友情なら、はじめからその程度の関係だったのでは?

こういった話を中学生、小学校高学年ぐらいから友達同士で話したり議論を交わす習慣が身についていれば、大人になってからも冷静に討論・議論ができるようになるのでは?
「はい、論破」で片づけてしまったり…
議論・討論はスポーツの試合とは違う。

互いに歩み寄るためにするものなのに、すぐ勝った負けたで済まそうとする。

大人になってから突然始めると、すぐに喧嘩腰になったり意見が違う人に人格否定発言したりしてしまう。


ぶなんな薄っぺらい話題ばかりしているから刺激がなくなり、退屈しのぎにイジメが起きるのではないだろうか?もちろん、それだけではないけれど。
真剣な、中身のある話をしている最中は、相手の容姿など一切気にならない。相手が太っていようが瘦せていようが、どんな顔立ちをしていようが構わない。どうでも良い。
意見が衝突しても、子どもたちはそこから何かを学ぶ。これからは子どものうちから政治の話をしたほうが良い。
そもそも政治の話をしてはいけないなんて誰が決めたのだろうか?まさか政治家?