INTEGRA DC2のオーバーホールの第一弾、エンジンオーバーホールチューニングのご紹介です。 | 「ホンダのほんき!」ブログ

「ホンダのほんき!」ブログ

M&M HONDA最新情報




INTEGRA DC2の

オーバーホールの第一弾、

B18Cエンジンオーバーホールチューニングの

ご紹介です。











今回ご紹介いたしますのは、

福岡県在住のINTEGRA DC2のユーザー様です。



作業内容は、

①エンジンのオーバーホール&チューニング

②クラッチデイスク、カバー&フライホイール、LSDの装着

③排気系のチューニング マフラー&EXマニ

④ブレーキ系のチューニング APレーシングブレーキキャリパー ブレーキパット等

⑤足回り、ボディ関係強化、ピロタイロッドエンド サイドインナーブレース タワーバー等

⑥エアロパーツ取り付け、タイヤホイール、ステアリングなど

⑦車体の全塗装


などです。



以上のような内容で、オーバーホール&チューニングを施しました。

作業内容が多く多岐にわたっていますので、

今回ご紹介いたしますのは、

エンジンオーバーホール&チューニング編 

第一章「エンジンの分解作業」


をご覧頂きます。





エンジンオーバーホール&チューニングの作業の第一歩、

エンジンを降ろして最初の工程、エンジン分解作業です。







INTEGRA、CIVICなどのB型エンジンは、

走行距離10万Kmオーバーは珍しくありません。

ここまでの走行状態のエンジンは、さすがにVTECパワーといっても、

人間の年齢で行くと80歳オーバーの体力ですので、

無理はできないし、パワーも下降をたどる一方です。


エンジン性能は、新車時から比べると比較するのが恐ろしいくらい、

パワーダウンは否めません。






その状況を具体的に把握できるのが、

今回のエンジン分解作業工程です。






これから、B18C VTECエンジンの分解時の状況をご覧頂きますが、

走行距離10万Kmオーバーのエンジンのほとんど全部が、

エンジン内部画像の状況かそれより悪い状況であることを把握していただけたら幸いです。









カムシャフトにも傷が・・・・!

ここまでになると交換が必要です。

交換の場合、純正カムを選択するかハイカムを選択するかは、

ユーザー様とのご相談により変更は可能です。


























下記の画像3点のエキゾーストバルブは、次回ご紹介します、

オーバーホール作業中のS2000 AP1のエンジンから外したものです。

このエキゾーストバルブは、最悪に近いコンディションのバルブです。


これでは、最強エンジンF20Cエンジンもその性能を発揮できませんね。




























傷、経たり、金属疲労は、

カムシャフト、メタル、ロッカーアームなど・・・

注意深く観察、目視や計測していき問題点を洗い出します。
















ピストンは、鍛造ハイコンプチューニングピストンにすべて交換します。


























オイルパンの底は、ヘドロ状態で、新しくオイル交換で新品を入れても、

その効果は・・・・・?

新品オイルがもったいない・・・?












































エンジンヘッドのエキゾーストポートの状態です。

ポートの形状をとどめていないくらい排気スラッジが溜まっています。

効率よく排気できるポート形状が台無しです。

これでは、チューニングのためにエキゾーストマニを装着してもその効果は・・・・?


































いかがでしたか?

画像を見るだけでエンジン内部の状況が把握できると思います。


あなたのDC2,EK9も、同じ状況になっているかも?


オーバーホール&チューニングの内容は、次回ご紹介いたしますので、

分解時のこの画像と見比べて見てください。

その違いが歴然とお分かりいただけると思います。


B18Cエンジンの新車以上のパワー、トルクを蘇らせるのは、

エンジンのオーバーホール&チューニングをおいて他にありません。



まだまだ長く乗りたいとお考えの、DC2、EK9 ユーザー様は、

純正オーバーホール部品を供給できる間(徐々に部品製造中止が増えてきています。)

お早目のオーバーホールをお勧めいたします。