男を磨く
伝統的英国ファッションに極端にこだわる男、木場紳匠郎(こば しんいちろう)氏と出会った。ジェントルマンズスタイルとも云われる形のスーツを神楽坂のアトリエで作り続けている。
紹介してくれたのは福岡の友人、大浦賢太郎氏。福岡の男が、北海道の男に、東京神楽坂の男を紹介してくる妙が自分の人生において面白い。
若い時はどんなにヤンチャなファッションをしていても誰も何も言わない。それが若さの許容範囲だからだ。でも、ある程度の年齢になるとそうもいかなくなる。個性を通すなんていう屁の突っ張りは個性ではなく孤性への意固地に他ならない。
五十才を目前にした今、改めて男を磨くステージが来ているように思う。せめて着るものくらい……、身につけるものくらい……、持ち物くらい……、ちゃんとしたものをそろそろ揃えなければ、と思う。
男を磨かなければ。
