老師の問い
この世にたったひとつしかないものは、
だから大切なのか、
だから無意味なのか、
どちらだと思う?
私が答えられないでいると、老師はひとこと・・・
本当にひとつなら無意味だね。
と云いました。そして・・・
でも、そのひとつが「自分」だと無意味とは思えない。
だから人は苦しいのだ。
~老師と少年 南直哉著 新潮社より
オンリーワンということばがひと時流行りましたが、そうなろうとすればするほど、苦しんでしまう不思議に出会い、そしてその答えに出会いました。
自分の存在は、そこにあるだけで既にオンリーワン(この世にたったひとつ)で、そして、たったひとつであることは既に無意味なんだと。それを認められないから苦しいんですね。
ダイヤモンドがたったひとつならば、誰も欲しいと思わない。無数のダイヤモンドがあって、その中でひときわ輝いているものだから、誰もが欲しがるんですね。
中村信仁