簡単、楽に
って本当にいいのかなって
昭和のワタシは思っています。

色鉛筆を持って
色を塗ったり
鉛筆を持って書いたり
目で楽譜を見て
頭で考えて
練習を重ねて曲を仕上げていく。
はじめは時間がかかるし
根気もいるでしょう。
花丸になった!
そしてまた新しい曲に取り組む。

手を使うこと。
ちゃんと頭で考えること。

時短、簡単、楽
の真逆で
根気のいることです。

本当に好きで
面白さが分かれば
苦でなく 
向き合えると思いますが
そうでなければ
面倒くさいと思ってしまうでしょう。

でも絶対
面倒くさいことって
子供達のためになる
力になる
と、私は信じます。

一緒に譜読みをしている時
考えて言っているか
適当に言ってみたら当たった
という感じか。

答えを待っている空気は察するけれど
私が言った方が早いけれど
グッと堪えて待つ。
それを繰り返していくうちに
考える、頭が使えるようになって
自分で出来るようになっていきます。

時間がかかります。
本人が能動的になれるまで。

大人が待てるか、待てないか。
ある意味、私の修行。


そんな時を経て
能動的にレッスンができたり
能動的に家でピアノに向かっていたり
そんな成長に出会うと
本当に嬉しくなります。

ピアノだけでなく
色々なところに活きてくると思うのです。


家で取り乱すことがなくなりました。
今までで一番練習しています。 
よく弾くようになりました。

複数の方から
そんな様子を聞かせていただき
もがいていた頃があっての今だと
成長を嬉しく思います。

今、もがいている子も
きっとそんな日がきます✨
継続は力なり。

面倒くさいに付き合える
大人でいられたら。



鍵盤に手が準備できるようになったよ流れ星