きっと同じことを

以前にも書いていると

思いますが…


年少さんと年中さんの間の

階段で言う一段の差が

とても高く感じます。

年少さんと関わるのは

本当にエネルギーと根気がいります。

過去を振り返ってみても

その時々でとても悩んで

きたように思います。

敵はこちらの思うようには

なりませんから爆笑


年少さん

一時みんな

ピアノは弾きたくない

時期があるんですよね。


何年か前に田村先生(確か保育士のご経験がお有りだったと思います。)の講座で

「いいの、耳はちゃんと聴いているから。」


こちらの思うようにやってくれなくても

動き回っていても

ちゃんと耳は聴いている!


この引き出しが増えたことは

私を少し楽にしてくれました。


うちの教室では

基本的に小さくてもお子さんだけ

一対一でレッスンしているので

いったい何をやってるんだか

雲を掴むような時間に

気長に通わせて下さる保護者の皆様には

本当に有難く思っています。


さて、そんな年少さんから

関わった子の一人。

ピアノは弾きたくない期が長くて

沢山ノートで遊んだナンバーワン

くらい。

ワークも好きで

早くに釘田先生のわーくを

3冊終わっていました。

呉暁先生の

リズムとソルフェージュは

4歳のから全部やって

今、最後の🍓イチゴの巻を

やっています。


大きな声ではいえませんが

家で練習しないのが

本人のステイタスのようになっていて

テキストの進度は遅遅です。

が、初見で両手で弾くのも

よく分からない拘りで笑い泣き

「じゃあ、やってみ〜」

という感じで来ました。

それが功を奏して?

初見の集中力は育っています。


でも、一年のうち

発表会の期間だけ

スイッチが入ると

めちゃくちゃ練習してきます。


練習すれば

段々弾けてきて面白くなる。

読譜だけに時間をかけるレッスンから

抜け出して

深める時間が取れる。


ここは変じゃない?

ここはこれくらいのテンポでいきたいよね。

ここはこの指使いがいいんじゃない?


集中力がすごいです。

吸収しようという真剣な眼差し。

レッスンしていても

本当に楽しいです。

この子のこの部分を知ってるから

選曲にも反対しませんでした。


ノートでずっと音符を書いて

遊んでいた子が

30分集中して

ピアノを弾く姿は本当に感慨深く

目頭が熱くなります。

ここまで続けさせてもらえて

良かったね〜

ここまで続けさせて下さって

ありがとうございます

という気持ちです。



現在も年少さんと闘っていますが

先日もピアノから脱走して行ったので

リトミック用の曲集をグランドで

順に弾いていると

自分でアップライトピアノに座り

その音楽に合わせて

鍵盤を鳴らすのですが

どの曲もリズム感ピッタリで

「わ、この子リズム感すごくいいかも!」

と背後から感じていました。


音符ビッツカードや

ワークの音名も

とても正確な音程で歌えるので

きっと数年後には

今の格闘を懐かしく思い出す時が

くるのではないかと

楽しみに待ちたいと思います。


子供達の成長を感じる季節です。



懐かしいハート