うちの教室では
前の子がレッスンが終わるまで
次の子は廊下の椅子で待機しています。
ほんの少しの時間ですが
前の子の演奏、または
私とのやり取りが
うっすら聞こえているかと思います。
先日
(ちょっと汚めな言葉を使うと)
めちゃくちゃビビリまくった様子で
入ってきた子がいました。
その姿が可笑しくて
私は吹き出しそうだったのですが…

只今皆、発表会の曲に取り組み中

前の子のレッスン終わり
「これで最後まで両手で出来たから
あとは弾きこんでね。」
と話しているのが聞こえたのでしょう。
自分は
両手でも途中までしか弾けていないし
まだ最後までも行っていないし
という気持ちだったのでは…
と察します。
レッスンが始まり
お決まりのことを済ませて
さて曲に入ります。
もごもごあまり弾けないと
話していましたが

いいからいいから。
まず、やれるところまで
聴かせてもらいました。
「おお👏👏
ちゃんと出来てきてるね。
練習してあるの分かるよ!」
その後、残りの部分も
片手ずつ音取りしました。
例えば、同じフレーズや
同じ和音が出て来た時
あたかも初めて見たかのように
時間をかけて
音を数えて読むのではなく
ああこれ前と同じや
ああこの形やな(ブロック奏 かたまり)
とか
頭の中が働いているのが
見える弾き方をしていました。
「おお👏👏
めちゃくちゃ力ついたね〜
よく取れる!」
まずい…と思っていたのに
褒められてキョトンとしていました

一人一人
選んでいる曲も違うし
経験値も違います。
難易度もそれぞれだし
性格も違います。
『自分の頭、脳を働かせて
考えてできているかどうか
それができるように育てたい。』
ということを意識して
子供達を見ています。
思考が停止してしまっている場面にあうと
どうしたら使えるようになるかなあと
何日も引きずって
かなり真剣に考えています。
子供と接するという
この仕事は奥が深いです…
長期の夏休み

子供達はぐんと成長しています。
気づくほど背が伸びた子が何人も。
帰省したり
旅行に行ったり
何人か海外に旅行してきた子もいて
ピアノ弾けていないと
本人心配していたけど
いえいえ
代え難い良い経験をして
とてもいい顔をしていました。
さあ 夏休みも終わり。
エンジンかけて行きましょう

少し前に保存していたものです。
大きな台風のニュースに投稿を見合わせていました。
世界が自然と共存していけますように
小さなできることを意識して暮らしたいです。