先日
袋に入れたお菓子を持って
レッスンに来た子がいました。
「はい、これあげる
」

「いいの?
お母さんは知ってる?」
ずっとやりたい曲が
見つからなかったのですが
前回のレッスンで
弾いてみたい曲を教えてくれました。
手持ちの楽譜を準備して
出足の部分を少し
練習してみました。
進めながら
指かえや
ポジションが変わっても
以前のような抵抗がなくなり
譜読みも本人にとって
壁が薄く低いものに
なってきているのを感じました。
きっと自分が一番
その感触を味わったのでしょう。
一週間経ち
「家でずっと弾いていた
」

披露したい気持ちが
うずうずしているのを感じ
すぐに聴かせてもらいました。
しっかり
指も守って出来ていて
ジンとしました。
ずっと自己肯定感がなくて
「出来ない、無理…」
と口にすることが多くて
ゆっくり一歩一歩
一緒に過ごして来ました。
自分にも弾けそうだという喜び
ちょっとできたという喜び
メロディを自分の指と耳で
感じることができた嬉しさが
私にお菓子を持って行きたい
という気持ちにさせたのかなあと
あれからずっと私の中で
感動が続いています。
キレイゴトのようですが
音楽は
人との競争じゃなくて
ワタシの心が
わくわくしたり
ホワッとしたり
いい音だなあ
綺麗な曲だなあ
なんかこれは怖いぞっ
etc.…
そんな風に感じながら
向かえていたら
その時間こそが
とても豊かなのではないかなあと
思うのです。
お子さんがそんな風に
はじめてピアノに向かっている姿を見て
お家の中で音が聞こえていて
「こちらまでなんだか嬉しいです。」
というお母さんの文字から
喜びが伝わってきて
辞めずに続けてこれて
良かったなあと思いました

私のエネルギーになります




歳をとったせいか
ここ数年
お花を触るようになりました。
お花屋さんで
弱っていた蘭の花を買い育てて
それがまた花を咲かせていると
お世話になっている先生が
以前書いていらして
とっても驚きました。
蘭って難しいというイメージがあるので。
今年の春は
お店で弱っている
お安くなっている苗を買って
育ててみたいモードで
いくつか挑戦しています。
20円
で買ったアリッサム。

これに近い状態だったのですが
今では復活再生してきまして
手塩にかける??
レッスンに通ずるところが
本当にあるんですよね。
深い…
今日も穏やかな一日を。