卒業生のお母様にお誘いを受け
引退演奏となる
県の高校の文化祭を見に出かけました。
伝統芸能の発表会。


流石全国レベル。
見せて(魅せて)
聴かせて
圧巻の芸術でした。
3年間の頑張り
その日常が見えるような
演奏、姿でしたダイヤモンド



感動でいっぱいのまま

…のはずが
講評に居合わせて
今尚引きずって
とても考えさせられています。


ピアノのコンクール
学校の合唱祭など
これまで色々講評を
お聞きする機会がありましたが
今回のそれは
あまりに直球でびっくりしました。

今は昔に比べて
相対評価より絶対評価
集団より個別
褒める、認めるが
大切にされている世の中な気がします。

コンクールの講評も
まずは褒め
さらにこうすると
もっと良くなるでしょう
といわれることが多いです。


今回も
それはそうだったのですが
改善点が直球でした。
オブラートに包むことなく
学校や楽器が特定出来る指摘を
公でされていました。


褒めらた方はいいです。
名指しされた子達は
どう受け止めるのかな…
とずっと考えていました。

きっとショックだし
傷つくし
立ち直れない
自分を責め
皆に申し訳ないと思う…
色々想像できました。



そんな中
後ろに座っていた方達が
ある高校の演奏のことを

「成長したな!
上手くなった!」

と互いに話されているのが
耳に入ってきました。




こうした失敗や悔しい思いを経て
人を感動させる演奏ができ
成長があったのだろうな…と。


きっと立ち上がるんだろうな
立ち上がって欲しい
そう願わざるを得ません。


講評は直球で今の時代に逆行してるかな
と一瞬思えましたが
オブラートに包んでいないだけで
その指摘は確かで
伝統芸能を愛し継承して欲しいという
情熱が時間と共に感じられてきました。


きっと打たれる経験なく
歩んできたら
心折れてしまうかもしれません。

でも人生の中には
良い時ばかりではなく
逆境も必ずあるし
親としてはそんな時も
また立ち上がって
越えて行って欲しいと思います。


来年もまたあの舞台に
立っていてくれるかな…


子供達と接する大人として
とても考えさせられました