





ある日、携帯が鳴りました。
ドイツ人の4歳さんのお母様からでした。
レッスンのお休みの連絡かな…
と出てみると、
「ここにくるのが大好きだからどんなことをしているのか見学させて下さい。」
という趣旨でした。
「急なお願いですみません。
とても楽しみにしています。」
と、とても日本的なお気遣いの言葉の数々

承知はしたものの、レッスン時間まで葛藤がありました

日本のレッスンはこんなものかと思われないか…
ドドーンと重責がのしかかり。
でも、相手は4歳さん。
取り繕うことなんてできませんから、あるがまま、普段のままのレッスンをしようと腹が座りました。
ドレミの配列や指番号、黒鍵の2つと3つ探し、リズムうち、テキストなどなど…
出席カードにシールを貼ったり、カードを出したりしまったりにも時間が必要で、テキストを開けば挿絵についてのお話が始まります

普段と変わらず、
待つ、付き合うスタンスで。
もう少し弾くところ(私にとってのいいところ)を見せたいな、と思っても
「もーいやだ」
の空気を察知で切り替え…
そんなこんなでレッスンが終わり、お母様はなんておっしゃるんだろう…と。
ドキドキ

ちゃんとお片付けもできるね〜
普段、ゆっくりお話を聞いてあげたり、子どもとコミュニケーションを取る時間がほとんどありません。
ここに来たがる理由が分かりました

まだ4歳なので気分のムラはありますが、よろしくお願いします。
それから数ヶ月たち、今も楽しくレッスンしています。
私に見られないように隠して色塗り

前回から急に好奇心スイッチが入り、テキスト一冊最初から最後まで弾いてくれて、感激しました

方言ペラペラです




