今、数年ぶりに
初歩からのエレクトーン
のレッスンをお受けしています。
うちに頂けたご縁を
後悔させることのないように
絶対にこの子達を
ピッカピカに育てるぞっ

そう強く思っています

ご縁を頂き数ヶ月経ち
私にも、レッスンにも
慣れて来てくれたようです

最初はなかなか数字に
指番号を反応させるのも
時間がかかりましたが
随分、一致して来ました

指のトレーニングをした後
リズムとソルフェージュ

エレクトーンのレッスン生ですが
ソルフェージュと
テクニック(バーナム)は
ピアノでしています

大きくなった時
合唱の伴奏にも対応できるように
ピアノに慣れておくことや
指作りも念頭においています。
そしてピアノのタッチは
エレクトーンの演奏にも
絶対に役に立ちます

これは身を以て体験しています。
さてレッスンの題材は
『ちゃいろのこびん』
エレクトーンだから出来ることを
意識して大切にしていきたいと
思っています。
お家で練習して来てくれたので
先ず下鍵盤で弾いて貰いました。
エレクトーンを弾く時
先生のエレクトーン弾きやすい~

いい音~

と言ってくれます

多分お家のより鍵盤のタッチに
重みがあるのでは…
EL-900シリーズなのに
そんな感激してくれて
ありがとうと言いたくなるくらい

最初の頃は弾いて
う~~~ん

と私に抱きついて
感激を表現してましたね 

『ちゃいろのこびん』には
楽器の挿絵

この音楽にピッタリです~

実際に音を出しながら
一つ一つ楽器の名前と
音色のお話をしました

年長さん…
どこまで理解できるか
耳と記憶に残るか分かりませんが
しゃべること
伝え続けるこは大切だと思います。
ドラムを指差して
これはど~いう音がするの

SWING JAZZのリズムを流し
シンバルやスネアドラムの音に
この ツタッの音 がこの楽器!
ここ ここ これがこの楽器!
一生懸命耳を澄ましていました

その日は
主役にトロンボーン奏者
バックもブラス系
ドラマーを雇い
SWING JAZZのリズムに乗せて
最初の2小節は両手でメロディー
左手から右手に代わっても
一本のトロンボーンに聞こえるように
両手上鍵盤で

次の2小節は
メロディーの右手は上鍵盤のまま
バック担当の左手は下鍵盤に移動
また上鍵盤で両手メロディー
その繰り返し。
初めてだからちょっと大変かな~
と思いましたが
やってみる

と声をかけると
それはそれは楽しそうに
真剣な眼差しで練習していました

私はずっと楽器のことも
な~んにも知らずに
エレクトーンで
ただ楽譜を弾くことだけを
習って育ちました。
中学の時に
(そんなコースだと分かってなかったのですが)
指導グレードを目指す人達の
マスターコースに入ることになり
エレクトーンの先生に出会い
受けたカルチャーショック

カルチャーショック





良きにつけても悪しきにつけても
あの経験を
無駄にしてはいけないと。
どういうジャンルで
どんな楽器編成にするのか?
そんなことを言われても
ま~ったく無知だったので
他の大学生のお姉さんたちに紛れて
頭の中は









即興演奏の順番が回ってこないように
いつも願っていました 

その頃は本当知らない自分に
心の中では涙がちょちょぎれました

でも音楽はいつも楽しかった~

ラテンの時には
左右に数台並ぶエレクトーンの間を
タンバリンをシャカシャカ鳴らして
笑顔でステップを踏む先生

モチーフの即興の
論理に基づいた板書
豊富な知識と厳しさと愛情
いつかあんなレッスンをするのが
夢です

この日一番困ったのは…
楽器とともに描かれている物体
それこそが茶色の小瓶なのですが
瓶の説明が難しかったです~

双子ちゃん
レッスンは別々なのに
同じ質問をされました



この後、次の曲もポジションが
変わるので音符の確認をノートで。
いつもよりも
30分が長く感じられるほど
沢山のことができました

それだけお姉さんになってきた
ってことだなあと
成長を嬉しく思いました
