運動会のリレー。
1位でゴールのテープを切る。
チームメイトも観客も拍手を送る。
そこには歓喜がある。
最後の走者。
ビリ…
でもそこにも拍手が起こる。
拍手したくなる。
それは一生懸命さと
同じだけの距離を走りきった姿に
感動し胸を打つのだと思う。
私がソルフェージュを
全員に取り入れているのは
やるのとやらないのでは
ゴールに向かう距離に
明らかな差を感じたから。
テキストを共通にしたのは
その効果とゴールの違いを感じたから。
テキストは次から次へと
新しい物が出版され
どんなかな~と購入し触れてみると
それは今使用している教材や
レッスンに活かされたりします。
例えばハノンは…
スルッと入れる子もいれば
軌道に乗るまで頭から湯気を立てているのが見えたりすることもあります。
揺れます。
指導者として。
じゃ、ちょっとやめとこうか。
アプローチを変えるのも一つの手段。
数年前の自分はどちらかと言えば
そういうタイプだったと思います。
今はちょっと踏み止まるようになりました。
本当の優しさってなんだろうと。
例え少し時間がかかったとしても
ラスト走者のように
同じだけ頑張って
その姿を讃えたいと今は思います。
ひとりひとりの力を
あきらめず信じたい。
今日も頑張ろう




