当教室では毎年発表会を行っています。
教室行事として全員参加が原則のところも多いかと思いますが、
「強制ではありません」
というスタンスでやってきました。

先週、生徒さんに今年の発表会の日程をお伝えし、
「曲のご希望等あればご相談下さい」
と発信をしたところ、早々に数人から具体的なご相談がありました✨


今日、レッスンに来てくれた男の子

「これ…」

と発表会に弾きたい曲を書いた紙を差し出してくれました。

「わあ~、男の子
発表会出てくれるの~❓」

「うん」

「え~~ 嬉しい~~」

思わず、握手 !!

「わぁ~本当に嬉しい!」

どれだけ嬉しいの!?というくらい喜んでしまいました。



なぜかといえば…
昨年男の子君が発表会に参加しなかったからです。
とても早い段階で

「今年は発表会に出るつもりはない」

と断言していたのです。

男の子だし、他に興味のあることも出てきてピアノ辞めるつもりなんだなあ…と、ちょっぴり寂しく、そして私の中でいつかそう言われる心の準備をしていたのです。

それからも男の子君は普通にレッスンに通ってくれていて、今年に入ってからは寧ろ今までよりも前向きなレッスンが続いていました。

ソルフェージュ(初見で歌う)も、良く出来るし、音符と鍵盤の一致も定着しつつあり、『目は楽譜』で手元を見ずに弾けるようになり、継続は力なりで本当に出来ることが増えたなあと眺めていたのです。

ずっとずっと、男の子君の気持ちが気がかりでした。


レッスンの途中で、

「先生のブログ見てる~」

と話してくれました叫び

「本当に~? 恥ずかしい~」

実はお月謝を渡してくれた時、もしかして…とは頭を過ぎりました 笑

「じゃあ、今日は男の子君のこと書くよ~」

「え~~~」

とニコニコしてました。

私はちょっぴりドキドキしながら勇気をだして

「じゃあ、男の子君にインタビューね。
どうして去年は発表会出たくなかったの?」

「う~ん、そういう気分じゃなかったから」

そうだったんだ…
でも、無理強いせずそんな年頃の気持ちを大事にできて良かったなあと思いました。

だからこそ、今年出ようと思ってくれたことがとてもとても嬉しいことでした。


ピアノ教室は学校じゃありません。

絶対続けなければならないものではありません。


だから、男の子君も辞めたくなったらいつ辞めてもいいんだよ。

どの子にも、どのお家の方にも私はそういう気持ちでいます。

例え辞めても、その子がやりたいことをみつけて頑張ってくれれば、それでいいと思っています。

でも…
通ってくれている限りは
これからもずっと誠意を尽くして
一生懸命レッスンしていきます✨
一生懸命応援していきます✨

実は発表会のお知らせとこのつぶやきのメールを一斉配信した時、ものすごく手が震えました。
かなりの覚悟がいりました。
そして、ちょっぴり後悔もしていました。


でも、ブログを始めなければ、男の子君の気持ちを聞くきっかけがなかったかもしれないので、良かったなと思えた瞬間でした。
もうブログやめてもいいくらい、嬉しい出来事でした✨

男の子く~ん
行ってらっしゃ~い音譜音譜音譜
あ…明日はお休みだっ