子どもの頃の全校集会や子ども達の合宿祭、ホールでのコーラス。
音の跳ね返りの時間差で、エコーのように聴こえて気持ち悪かった。
一番キツかったのは、女声コーラスの伴奏をさせて貰っていて、新しいホールでの演奏会の時。
自分の弾くピアノと、ワンテンポ遅れて聴こえてくるコーラス。
会場の造りのせいなのかな…と思った。
上手くいかない。
同じステージに立つオペレッタの伴奏者は何の違和感もなく奏でているようで、どこに耳を合わせて弾けばいいんだろうと、本当に苦しいステージだった。
月日が経ち、現在は同じ会場で合唱を聴いても、コーラスの伴奏をしても時間差を感じなくなった。
耳が慣れたからなのか…。
もしかすると、ズレて聴こえていた時の方が耳の感覚が鋭くて、音の僅かな跳ね返りの時間差が聴こえていたのか…。
みんな同じように聴こえていると思った。
未だに疑問のまま残っています。