◯マ◯のシステム講師を経て、嫁ぎ先で細々とピアノのレッスンを始めました。

当時、手抜きをしていたつもりもなく、子ども達には誠心誠意尽くしていたと思いますが、今思えばまだ自分の信念も明確でなく、新しい生徒さんが来て頂けたり、一冊テキストが終了する毎に、これがいいかな…こっちがいいんじゃないかと模索していました。

ソルフェージュについても、一人一人の管理も出来ておらず、毎回「リズムとソルフェージュ」を其々一題ずつやる程度でした。

ある日のレッスンでのこと。
教室に通ってくれるようになって数年経つ子が学校の校歌の楽譜を持って来た時だったでしょうか。
全く楽譜が読めない。
音符が分からない。

その事実を目にし、とてつもない自責の念に駆られました。
何年うちに通ってくれてるの…

その頃、その子の同級生で同じくらいからうちに通ってくれている子が数人いました。
でも、その子は楽譜が読めるのです。
なにが違ったんだろう…

ソルフェージュ だ!

その子はエレクトーンをやっていました。
なかなか進まないので、曲に時間を取られ、決まったソルフェージュの時間が取れていませんでした。
今まで弾いて来た曲も耳と雰囲気でやり過ごしてきたんだ…
何でもっと早く気づいてあげられなかったんだろう。
この子にこそ、ソルフェージュが必要だったんだ。


その一件がきっかけとなり、一人一人のソルフェージュの進度を記録するシートを作りました。やった日の日付を記入しています。

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それ以来、今も継続しています。
一人一人のカルテに一緒に挟んで管理しています。