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mandarin's diary 〜シノワズリーな日常〜

シノワズリーアンティークスマンダリンのオーナーがお届けするブログです

桜が満開の中、

 

 上野の国立博物館で行われている『東福寺展』に

 

行ってきました。

 

 

 

東福寺は、

 宋で禅を学んだ円爾弁円(聖一国師)が    開山された

 

京都を代表する禅寺の一つです。

 

創建当初の仏殿には

 15メートルもの高さの釈迦仏像が

安置されていたそうです。

 

残念ながら火災で焼失してしまいましたが、

 今に残るこの左手が今回展示されていました。

 

これだけでも高さ2m以上もあるそうで

 

とても大きなものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

東福寺といえば、紅葉で有名すね。

 

紅葉の季節には

必ずと言っていいほどTVでも紹介される


『通天橋』が

 

会場内に再現されており


実際に紅葉を観ながら渡っている

雰囲気が味わえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東福寺の紅葉にはこんな逸話が残されています。

 

『五百羅漢図』はじめ、

 

たくさんんの仏画を

東福寺に残した画僧明兆は、

 

『大涅槃図』を描き上げた際、

 

時の将軍足利義持から

その素晴らしい出来を褒められ、

 

 

「なんでも欲しいものを褒美にとらせる」

 と言われたそうです。

 

 

 

 

そこで明兆は、

 

「お寺に桜の木があると

 花見の季節には人々が押し寄せ、

 遊興の場となってしまい、

 

静かに修行ができなくなるので、

 東福寺の桜の木を全部切って欲しい」

 

と願ったそうです。

 

なかなか良い心がけだと感心した義持は

その願いを聞き入れ、

桜の木を全て伐採しました。

 

 

そしてその後に植えられたのが、 

今では大変有名な

”紅葉”

だということです。

 

 

 

上野はちょうど桜が満開で、

 

博物館裏手の庭園の池の周りには

 

様々な種類の桜が咲いており、

 

それはそれは美しい情景でした。

  

 

こんな美しい花見の季節に、

 

しかも桜の名所上野で、

 

東福寺展が行われているのも

 

面白い巡り合わせですね^ ^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は素敵なお客様のご自宅を


ご紹介させていただきます。

 

関西にお住いのM様は

 

お子様がシンガポールに

住んでいらっしゃることから

 

現地に行かれては、


気に入ったインテリア小物を

集めていらっしゃったそうです。

 

 

 

しかし、最近は

なかなか行けなかったことから

 

インターネットを見て楽しまれていたところ

 

たまたま当店をみつけていただき

 

ご来店いただいたとのこと。

 

有難うございます。

 

 

早速お買い上げいただいたアイテムを

 

素敵なインテリアに加えていただきました。

 

 

 

 

 

 

アンティークレッドのチェストに

 

ベルナール・ビュッフェの版画、

 

そこにブルー&ホワイトの


アンティーク茶壺を合わせた

 

本格的なシノワズリースタイル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと同時に目に入るニッチのディスプレイも

 

 

同じくブルー&ホワイトの

 

アンティークの水盤を合わせた

 

さりげない統一感がとっても素敵ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてお部屋のコーナーには

 

ヨーロピアンアンティークの

重厚感のある飾り棚に

 

海外で集められたオリエンタルな小物を集めた

 

お気に入りコーナーが。

 

 

 

 

 

 

 

そこにも今回一つ加えていただいた

紫檀の鳥籠は、

 

小さいながらも

 

シノワズリーな雰囲気を


さらに盛り立てています。

 

 

よく見ると

 

鳥籠の中には陶器で出来た

 

『幸せの青い鳥』が。

 

 

 

 

 

奥様の遊び心のあるインテリアが

 

見る人を楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



M様、お写真をお送りいただき


有難うございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


目黒雅叙園の百段階段へ行ってきました。


この建物は、東京都指定有形文化財になっていて

『昭和の龍宮城』とも呼ばれているそうです。


現在、その龍宮城で開催されているのが


『線は、僕を描く』at百段階段 

〜色彩空間で観る水墨画の世界〜

もうすぐ封切りになる映画を

テーマにした展覧会です。


映画関連の展示は

ご覧になってからのお楽しみ、として、


今日は、

あまりにも素敵な“龍宮城”を中心に

紹介させていただきますね。



まず雅叙園に入るとすぐ左にエレベーターが。

さすが龍宮城へ向かうエレベーターです。
唐獅子牡丹に蝶が舞う✨




内部は豪華な螺鈿細工のような牡丹のお花が

キラキラしていて


期待感でいっぱいになります。





まずは今回の展覧会のご案内がありました。





そしてここからが百段階段です。



どこまでも続いていきそうな階段に


うわぁ、、、、びっくり

と思いそのまま上を見上げると、


そこには

美しい扇型の天井絵が

これまたどこまでも続いているような、、

見惚れていると

階段を踏み外しそうになります



階段横のガラス窓の建具には

たぶん、天井画に合わせたと思われる

扇型の彫刻が。


なんてお洒落なんでしょうラブ





そして

階段を登り

最初のお部屋へ











美しい透かし建具や螺鈿細工に目を奪われます。






そして上を見上げると天井は


美しい花鳥画で隙間なく埋め尽くされていて





はあ、、、もう一部屋目で溜め息が出ます。




そして

廊下を挟んだところにも小部屋が?


またまた天井にはこんなにも美しい扇画が。





なんとここは、御手洗でした。





そして、、、


“龍宮城”の中心とも言えそうなお部屋へ、、、





ここでまた


うわぁぁ〜びっくり

と心の中で叫びました。

















一部を除き、壁から柱から

天井絵まで全て彫刻でできており、

柱に至っては一本の木から掘り出しているそうで、、、、


どんなに見ても見飽きることがありません。




これは天井です✨













という訳で


どこからどこまでも

美で埋め尽くされた百段階段。


まだまだいろんなお部屋があり、



実際にはこの期間は映画で使用された

水墨画なども展示されています。


ご興味のある方はぜひこの機会に行かれてみては

いかがでしょう。