東北道の駅スタンプラリーの旅(福島・宮城編)後編 | 温泉大ちゃんの温泉マンダム道

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全国各地を旅する温泉大ちゃんのブログです。
タイトルの「温泉マンダム道」とは、趣味である温泉巡り、マンホールカード収集、ダム巡り、道の駅巡りをギュッと縮めたものです。
う~んマンダム。

福島宮城の道の駅巡りの後編です。

旅の後半は内陸部から太平洋側に出て、海沿いを南下。

場所柄、東日本大震災の被災地もあるので、街の復興を肌身で感じたりします。

 

 

【4日目 11月28日(水)くもり】

 

鳴子温泉→鳴子ダム→道の駅『路田里はなやま』→花山ダム→パシフィックコンサルタンツ長沼ダム

→道の駅『みなみかた』→道の駅『米山』→登米総合庁舎→米谷出張所→道の駅『林林館』→

→道の駅『三滝堂』→道の駅『むろね』→気仙沼温泉『気仙沼プラザホテル』

 

走行距離209㎞  開拓した道の駅数6駅(トータル43駅) 温泉入浴数1 ダムカード8枚

 

4日目は訪問地域にダムが幾つかあるのでダムカードを集めながら道の駅巡り。

最初は鳴子ダムへ。土木遺産に認定された美しいアーチ型ダム。

ダムカードを貰うために高台の管理所へ行くと、ダム湖に虹が出てた。

 

 

その後は栗原市の旧花山村地域にある道の駅と花山ダムへ。

さらに東へ進み登米市のパシフィックコンサルタンツ長沼ダムや市内の道の駅を巡る。

花山ダムの管理所では管轄してる4ダムのダムカードをまとめて貰える

 

お昼ご飯は登米市の道の駅『米山』で『横綱焼き豚定食』

肉厚でボリューミーな上、ご飯は黙ってても大盛りで出て来た。この辺りはササニシキなど

県内屈指の米どころでもあるので、ご飯は美味しい!!

 

お腹を満たした後は登米合同庁舎で長沼ダムのダムカードを、北上川下流河川事務所米谷出張所で

北上川河川構造物カード(デザインはダムカードとほぼ同じ)などをゲットしつつ、

登米市に散らばる道の駅を巡って太平洋側へ。

 

海沿いに出ると今でも東日本大震災の震災復興工事が行われており、

数多くのダンプやトラックが街道を行き来してる。この辺りは5年ぶりに訪れたけど、

防潮堤や嵩上げ工事は結構進んでる様に感じる。この日の最後は今回の旅では唯一の

岩手県の道の駅『むろね』に立ち寄る。ここは気仙沼の隣街で、市街地から20分程の距離。

 

4日目の宿は気仙沼湾を見下ろす高台にある気仙沼温泉『気仙沼プラザホテル』さん。

三陸地域では数少ない天然温泉を使った大浴場があって、内湯や露天風呂からは

気仙沼漁港と漁火を灯した漁船を見渡せる。湯は地下1800mから湧き出す無色透明の

ナトリウム塩化物強塩泉(20℃)。沸かしの循環だけど、非加水で使用しており、舐めると

強烈な塩辛さがある。初入浴なので1707湯目にカウント。

 

湯上りは道の駅『むろね』名物のから揚げと、近くのスーパーで買って来たタコのから揚げ

『こわだ』(マンボウの腸を茹でたモノ)の酢味噌和えなどを肴に麦ジュース。

マンボウって初めて食べたけど、クセが無く弾力があって美味しい。

 

 

 

【5日目 11月29日(木)晴れ】

 

気仙沼市内→道の駅『大谷海岸』→南三陸町さんさん商店街→道の駅『津山』→飯野川河川事務所

→道の駅『上品の郷』→北上川下流河川事務所→東松島市鳴瀬庁舎→

→北上川下流河川事務所鳴瀬出張所→そうま温泉『天宝の湯』→相馬市内のビジホ

 

走行距離201㎞  開拓した道の駅3駅(トータル46駅) 温泉入浴数1 

ダムカード(北上川河川構造物カード含)10枚  マンホールカード1枚

この日は気仙沼市から海沿いを福島県相馬市方面へ南下。

海沿いの街は未だに震災の津波の爪痕が残ってる街が多くあるけど、

街が大津波に呑まれた南三陸町などをはじめ復興が進んでるのを実感する。

 

南三陸町の中心部にある『さんさん商店街』を見学。

日用品から海鮮料理店など色んな店が連なり、地元民や観光客らで賑わう。

小腹が空いたので魚屋さんで今が旬の生ガキと南三陸特産のタコを使ったタコ飯を買って

車内で食べる(外のベンチは寒すぎる)。牡蠣は身がプリップリで美味しい。タコも柔らくて美味しい。

 

因みに商店街の裏手に行くと津波浸水地域の嵩上げ工事の様子が見渡せ、

住民に最後まで津波避難を呼び掛けた防災庁舎の建物が見える。どうやら震災遺産として遺す様だ。

見てると「そこまで津波が来たのか…」と言葉を失う。自然の脅威は恐ろしい。

 

南三陸町から内陸の登米市や石巻市に入って北上川下流河川事務所を数軒ハシゴしながら

北上川河川構造物(水門・閘門・土手など)カードを集めて、道の駅『上品の郷』では石巻名産の

金華サバを使った『鯖の漬け丼』など味わう。脂がのって美味しい。

東松島市でマンホールカードを貰って、三陸道→仙台東部道路→常磐道を辿って福島県相馬市へ。

 

日が暮れて宿泊地の相馬市街地へ。

5日目のシメは、相馬周辺では数少ない天然温泉施設

そうま温泉『天宝の湯』に浸かって疲れを癒す。3回目の訪問。

浴室には主浴槽やサウナの他、テレビ付きの露天風呂もある。夕方とあって地元民で賑わってる。

無色透明のナトリウム塩化物泉。湯上りは館内の食堂で海鮮かき揚げ丼を食べる。

ここは食事のメニューが豊富で味も悪くないのでおススメ。宿は温泉から僅か1㎞ほどのビジホ。

温泉からも近いから、ここに車を停めて歩いて行けば湯上りの1杯が楽しめたなぁ…

 

 

【最終日6日目 11月30日(金)晴れ】

 

相馬市内→相馬市千客万来→道の駅『そうま』→道の駅『南相馬』→南相馬市小高区役所→

楢葉町役場→ならは笑店街→道の駅『よつくら』→道の駅『ひらた』→道の駅『たまがわ』→

→道の駅『ふるどの』→自宅

 

走行距離404㎞(6日間トータルで1364キロ)

開拓した道の駅6駅(トータル52駅) マンホールカード2枚

 

旅の最終日もイイ天気。窓の外を眺めると相馬の街並みと仙台へ向かう常磐線が見える。

ホテルで朝食を食べた後は『千客万来』(観光案内所)で相馬市のマンホールカードをゲットし、

道の駅『そうま』→道の駅『南相馬』→南相馬市小高区役所で南相馬市のマンホールカード

ゲットして更に国道6号を南下。

 

浪江町を過ぎると福島原発事故の帰還困難区域に入る(写真は原発の入口付近)。

この区域は震災が起きたに倒壊した建物がそのまま手付かずの状態になっており、

周辺の田畑は荒れ放題。損壊を待逃れた国道沿いの民家には不審者が入り込まない様に

厳重に柵が張り巡らせている。これが日本の光景なのか?そんな状態で2年後にオリンピック?

色々な考えが頭をよぎる。因みにこの辺りの国道6号は一般車より原発関連の作業車、トラック、

作業員の送迎バスなどが目立つ。話では1日数千人の作業員の皆さんが24時間体制で原発事故の

収束作業を行っているという。この人達がいるから、これ以上被害が広がらないで済んでるんだから

感謝しなくてはならない。国は海外にくだらないバラマキばかりしてないで、

作業員に対してキチンとした待遇をするようにと願いたい。

 

 

帰還困難区域を抜けて楢葉町へ。この町には道の駅『ならは』があるけど、現在は原発事故の影響で

休業中(現在は双葉警察の臨時庁舎)。しかし、道の駅の横を通ったら何やら工事をしており、

『道の駅リニューアル工事中』と看板が出てた。どうやら近い将来復活をしそうだ。

因みに復活まで、道の駅スタンプは楢葉町役場の玄関に置いてある。ラリーの対象外だが、

せっかくなので寄ってスタンプを押す。『無事カエル』の置物がお出迎え。

 

楢葉町役場の近くに新しくオープンした復興商店街があるので昼飯を兼ねて寄ってみる。

日用品店やホームセンター、飲食店など色んな店が建ち並び、住民同士のコミュニティ施設もある。

住民はもちろん、俺みたいな通り掛かりの人、作業服姿の人など多くの人達で賑わってる。

 

どこで食べようかと迷った結果、豚丼専門店で大盛りの豚丼をいただく

これが思った以上にボリューミーでご飯は、お重からはみ出る位の山盛りで、その上に甘辛いタレで

味付けされた豚肉がたっぷり。ちょっとビックリ。でも、考えてみたら、この辺りは体力勝負の

震災や原発関連の作業員が多いから、うかつに大盛りを頼むと凄い事になるんだな。

でも美味しかったので難なく平らげた。またこっちに来る機会があったら寄ってみよう。

 

楢葉町を出た後は再び国道6号を南下して、いわき市の道の駅『よつくら』へ。

そこから常磐道→磐越道を経由して再び中通りへ。道の駅『ひらた』→道の駅『たまがわ』→

道の駅『ふるどの』と進む。本当は福島最南端、茨城県境の道の駅『はなわ』でフィニッシュと

思ったけど、あいにく時間切れ(閉店時間)。そこはまたの機会に。

 

ひとまず50駅を達成させたので目標はクリア。

次回の東北エリアの道の駅スタンプラリーの旅は雪が解ける4月以降に行こうかな。

(今期から東北エリアの道の駅スタンプラリーの完全制覇の申請は無期限になったので

マイペースで巡るのがイイですね)