プレミア第6節ノッティンガムフォレスト戦プレビュー~負傷者続出でも乗り切るしかない~ | シティなび

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プレミア第6節ノッティンガムフォレスト戦プレビュー


シティ開幕5連勝と今季も強さを見せつけている。今節はアーセナルやユナイテッドに敗れはしたが善戦してチェルシーには勝利している8位ノッティンガムフォレスト戦


で、プレビュー

ノッティンガムのサッカーって最終ラインからビルドアップをこなしボールを動かしていく。左SBアイナは1列前に置くので最終ラインは可変式3バックとなる。右SBモンティエルはビルドアップに参加しつつ大外レーンから高い位置をキープしたりと上下動する。左右CBの間へはGKターナーが入ってボールを動かしていく。ポイントとなるのは右サイド。モンティエルが大外からボールを運べるのは右SHエランガが右から中央に入っているからでこの位置取りがパスコースを確保できている状況となりエランガがモンティエルからのパスを引き出すと左サイドのハドソン=オドイへと展開しそこからスピードアップして仕掛ける。カウンターの起点となるプレイヤーはもう1人。それはトップ下のギブス=ホワイト。中央でボールを引き出すとカウンターの起点となれる。カウンターを仕掛ける狙いは見て取れるがビルドアップにプレスをかけられコースを限定させられると苦し紛れのロングボールを入れる。だが前線でボールを収めれない。ノッティンガムにとっての難点は前線でボールを収めるのが難しいことだろう。


シティで懸念されるのは負傷者の多さ。デブライネの他ストーンズ、グリーリッシュ、コヴァチッチに続きベルナルド・シウバまで負傷離脱してしまっている。デブライネやストーンズの負傷離脱の影響はそこまで出ていなかった。それはデブライネの穴はフォーデンが埋めているからでフォーデンはサイド起用が多いが中央へと入って間受けする。3+2のビルドアップの形を作るシティに対して相手は前線5枚がハメ込みにこれば中盤の背後にスペースができる。そのスペースでフォーデンが縦パスを受けてボールを前進させる。3+2でのビルドアップは相手のラインを押し上げさせてスペースを空けるのが狙いであり間受けができるフォーデンの位置取りは効いているのだ。ストーンズの穴はアカンジ。アカンジはストーンズと比べると足元の技術やパス精度は落ちるしプレスをかけられるとビルドアップの判断の拙さがある。だがアカンジの攻撃参加は+aをもたらしハーフスペースからポケットへと侵入したり守備面では対人の強さやスピード、そして右ウォーカーの背後のスペースをスライドしてカバーしたりと効いている。左ワイドのグリーリッシュの穴は新加入ドク。タメて時間とスペースを作れるグリーリッシュとはタイプが異なるがドクのストロングは縦の突破力。前節ウエストハム戦で切れ込んでゴールを決めたようにグリーリッシュよりはドリブルで仕掛けてゴールを決める得点の形がある。ドクは右よか左の方が良さが出る感じ。

問題はコヴァチッチの穴。新加入ながらシティにすぐフィット。プレスを巧みな体の使い方でかわしてボールを運ぶ推進力とそこから繰り出すスルーパス。得点力はまだ課題としてあるがハーフスペースからポケットへ抜け出してのチャンスメイクもこなす。コヴァチッチの穴はそう埋まらないのは現状で早期復帰が待たれる。そしてベルナルド・シウバも離脱。これは痛い。右サイドの他センターハーフ、インサイドハーフでも使えるからだ。サイドは右フォーデン、左ドクを使えるが中盤が駒不足となる。コヴァチッチが間に合わなければ新加入ヌニェスやリコ・ルイスに期待しなければいけないが何にしてもオールラウンダーのベルナルド・シウバをこの数週間欠くのは大ダメージだろう。


そんな感じで負傷者続出だが何とか乗り切るしかない。

そんなとこかな。