[J2リーグ第4節]町田ゼルビアvs水戸ホーリーホック | シティなび

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2023J2リーグ第4節(3月12日)

町田ゼルビア3−0水戸ホーリーホック


町田のSYSTEM


選手交代:エリキ→荒木、高江→宇野、高橋→沼田、稲葉→藤尾、平河→深津


得点者:14分エリキ、64分高橋、76分荒木


水戸のSYSTEM


選手交代:安藤→寺沼、小原→得能、唐山→梅田、山田→鵜木、武田→杉浦


町田のやりたいサッカーはハッキリしている。ロングボールでハイプレスを無効化させる。只々クリアに逃げてるのでなくCFにターゲットマンとなるデュークがいるのでロングボールがマイボールになる。デュークの落としからエリキが裏抜けする2トップの関係性は徹底されておりロングボール戦術は理に適っている。ロングボールから2トップが打開策を生み出す攻撃だけでなく両ワイドからの突破とボールを奪ってからの素早く縦に繋ぐカウンターも持ち合わせているのが町田である。町田は流動的でSHが内側へと絞ればSBが大外レーンから攻撃参加するしFWのデューク、エリキもサイドに流れながらボールを引き出す動きがある。ビルドアップ時は右SB奥山を1列前に押し上げてボランチの高江が最終ラインに下りる可変式3バックでボール回しを潤滑油する。先制点は流動的なポジショニングとサイドアタック、そして2トップの関係性を組合せたゴールだった。エリキ、デュークのワンタッチプレーから内側に絞る右SH高橋が左へとサイドチェンジ。内側でボールを受けた左SH平河が大外レーンを駆け上がる左SB扇長へ繋ぐと扇長のファーへのクロスをデュークが頭で落としエリキがアクロバティックなシュートを決めている。


先制点を生み出したメカニズムを見ていくと右で起点を作ったエリキ、デューク、高橋のとこでトライアングルを作っているのとエリキ、デュークのユニットでのボール回しで守備ブロックを下げさせて高橋がフリーでボールを受けれる。そこからサイドチェンジを出した高橋が内側へと絞る狙いは攻撃の組み立てとパス出しで周りを活かすチャンスメイカー的な役割をこなせるからであろう。高橋が内側に絞ればデュークやエリキが右サイドに流れたりする。そして左の平河はサイドチェンジのボールを内側で受けているがこれはパスの距離感を短くする為と左SB翁長のオーバーラップするスペースを確保することにある。左右SH高橋、平河も前節と同じく逆足サイドでの起用だったがこれはよりフィニッシュに絡む為とあとは先程も書いたがSBのオーバーラップを確保する為。2点目は右サイドの高橋が決めている。高橋のゴールに繋げるクロスを入れたのはエリキ。デュークとエリキの2トップの距離感が近く連携も抜群。デュークはエリキとのボール回しからボックス中央に入ると守備ラインを引き付けれるので逆サイの高橋が空くというわけだ。高橋を右サイドに置いた策は実る形となり利き足同サイドより利き足逆サイドの方がピッチ全体が見れるしプレーの幅も広がる。

町田の守備面では424で外へと追い込みビルドアップを抑える。中盤と最終ラインのブロックを下げる場合は442の3ラインを敷く。切り替えの速さと縦パスへのブレス強度は高い。水戸はビルドアップが上手くいかなかったが町田の守備で懸念されるのは前線と中盤ラインのプレスを掻い潜られた場合に最終ラインと中盤ラインの間に妙なスペースができるので突破される。


そんな感じで町田開幕4試合3勝1分。クリーンシートは、3試合

次は第5節モンテディオ山形戦のレポを更新する。