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プレミア節12節延期分アーセナル戦プレビュー
ついに首位アーセナルを射程圏内に追い詰めた!前節ブレントフォードに痛いドローの首位アーセナルとアストンヴィラに勝利した2位シティの勝点差は3。そしてこのミッドウィークに天王山シティvsアーセナルの直接対決。これにシティが勝てば勝点が並び得失点差でシティが首位浮上となる。アーセナルは前々節エヴァートンに負けてることからここにきてペースダウン。シティに負けると一気に落ちる可能性だってある。
で、プレビュー
アーセナルのアルテタ監督はシティの元コーチでグアルディオラの右腕だったこともあり指導力や戦術論をシティで学んでいたことだろう。アーセナルとシティのサッカースタイルは若干似ている。それは立ち位置の取り方や流動的なポジショニングである。まずはレーン移動。アーセナルのSYSTEMは433。右WGサカは大外からインサイドへ立ち位置を変えると右IHウーデゴールが大外へ流れるか右SBベン・ホワイトが右サイドを駆け上がり幅を取る。ここから攻撃のスイッチが入り縦パスをボックス右に流れるエンケティアが落とすとサポートにくるサカ、縦パスに連動するように中へと入ったウーデゴールというようにフィニッシュまで持っていく質の高い崩しがある。右はサカがウーデゴールとのリターンパスから抜け出すユニット、右SBベン・ホワイトはインサイドに絞り縦パスを入れる。左は左SBジンチェンコと左WGマルティネッリがポジションチェンジ。ジンチェンコはタメを作れるのでマルティネッリの動き直しを引き出せる。右の作りからマルティネッリがボックス右に流れてスルーパスを受ける動きもある。左マルティネッリでなくトロサールの起用も考えられる。
そしてビルドアップの起点になっているのはアンカーのパルティでタメて周りが動き直せる時間を作ったりレイオフで前向きの状態でボールを受けてインサイドへ叩き攻撃を前進させる働きをしている。
シティの予想スタメンは
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気になるのは前節負傷交代したハーランドの容体。来週CL決勝T1回戦が控えてるので無理はさせられないが優勝を占う天王山アーセナル戦となればまだコンディションが100%でなくても強行出場してくる可能性は高い。仮にハーランドが出場できなければアルバレスだろうがシティなび的にはゼロトップの方が良いかなと。ハーランド加入でフィニッシュワークの精度が高くなったしゴール前の迫力が増したのは確かだがハーランドの依存度が高く戦術ハーランドになりつつあり昨シーズンより攻撃のバリエーションが乏しくなった。アルバレスはCFより1・5列目タイプのアタッカーでDFを引っ張れば良いのだがボールを受けに下がる傾向が強いので深さを作るのに適してはいない。中盤をトップに置くゼロトップであれば流動性を高めるポジションチェンジ、IHやWGの前線を追い越す動きなど攻撃のバリエーションが広がる。デブライネやベルナルド・シウバもトップで起用できるがシティの中で一番ゼロトップに適しているのはフォーデンであろう。
前回対戦のFACUP4回戦ではアーセナルはシティの中盤をマンツーマンで塞ぎにきていた。つまり偽SBのリコ・ルイス、ロドリ、ギュンドアンには中盤3枚のジャカ、ビエイラ、パルティがマンツーマンで監視、デブライネには左CBガブリエウが前に出て潰しにくる。裏抜けを繰り出すハーランドにはホールディングがついて右SB冨安と素早く飛び出すGKターナーがカバーリングを徹底していた。中盤から最終ラインはマンツーマンで対応されていたがシティは位置取りで守備のズレを生むのが巧み。リコ・ルイスが少し低めの位置を取ると背後のデブライネへのパスコースを気にして左ジャカが寄せにいけずリコ・ルイスがフリーとなりボールを受ける。この予想スタメンではSBは左右どっちも守備に重きを置くが偽SBとなるのは右ウォーカーか、それともIHギュンドアンが下りてくるのか。
前節のアーセナルのブレントフォード戦を少しチェックする限り引いて固めるソリッドな守備を崩すのは難儀でボールを奪われた後のシンプルな攻撃の対応に弱さを見せる。左からの崩しでファーへの折り返されるとマークが曖昧でファーの2人をフリーにしてしまう。
そんな感じでアーセナルに勝てばシティ首位浮上だぁ。今週からCL決勝T1回戦が始まってるけど裏でプレミアの首位攻防戦が行われてるのよ
そんなとこかな。