プレミア第9節ブライトン戦プレビュー
ブライトンは現在4勝3分1敗の４位で好調をキープしている。ブライトンの試合は前節ノリッジ戦を少し見ただけだがここまでのところグレアム・ポッター監督の戦術が浸透していて上手くいってる感じか。ちなみに得点8で失点5。ポッターの戦術とはポゼッション志向が強くSYSTEMも4バック、3バックと状況により変えていく。ハイプレスをかけショートカウンターも織り交ぜる。そもそもカウンターの色を残しているのも最終ラインからのパス回しで相手を引っ張り出してラインを上げさせ後方のスペースを空けさせるのが狙いである。ポッター監督就任前のブライトンはロングボールを多用してたイメージあるがポッター監督就任でガラリと戦術、コンセプトが変わっている(たまにロングボールを使うが)
ブライトンは現在3試合連続ドロー中と調子が落ち気味であるが8試合で得点8を見ても分かる通り理由は得点力不足なのだ。試合を少し見た感じバイタルを崩してもゴール前にかける枚数が少なかった。だが最終ラインから中盤の攻撃の組み立てはしっかりと仕組まれており最終ラインは3バックが幅を使ったビルドアップでボールを回す。これは左右へと回して相手の前線守備を広げ中央を空ける狙いがあるのだろう。2トップは11番のトロサールか中盤へと頻繁に下りてボールを引き出す。2トップの一角が中盤に吸収されるのでゴール前にかける枚数が少ないのも一理ある。そしてトロサールは右サイドのフェルトマンへ展開するとハーフスペースからグロスが抜け出してくる崩しが1つの形である。
2列目のララーナは1つの攻撃のアクセントになるし2トップはポペイ、トロサールともライン間に位置取り縦パスを受ける(主にトロサール)のが巧みであるが前線はオフザボール、裏への動き出しがないのと2トップはボールサイドへと寄る傾向ありゴール中央に誰もおらずこれでは相手の4バックに対して数的不利に陥りやすい。守備面ではダンクを中心にフィジカルでぶつかってくる。
シティの予想スタメンはこう出ている。
まずCF。ブライトンの最終ラインはルイス・ダンクを中心にフィジカル強いので本職が中盤のフォーデンをCFに置くゼロトップの方が良いのでないか。フォーデンが中盤へと下がって最終ライン中央に位置するルイス・ダンクを引き付ければ最終ライン4枚となり左右CBにはシティのIHがピン留めしてスライドを塞ぎ最終ラインに下がったWBにはSBまたはWGを高い位置に張らせて大外にピン留め。するとこのSBかWGがフリーとなるのでCBとWBの間から抜け出てパスを引き出す。CFがスターリングであれば中央を固められた5バックにギャップを生み出すのは難しい。何故ならスプリントで最終ラインを押し下げることはできるが中盤へ下りてパスを引き出すアクションで最終ライン中央を引き付けてギャップを作り出す動きは乏しく足元でボールを受けたがる為に縦パスが入った瞬間にプレスをかけられ潰されてしまうと思う。スターリングをCFで起用してチャンスを作れそうなのは最終ライン裏のスペースへの抜け出し。ブライトンはポゼッションするとラインを押し上げるので最終ライン裏にスペースができる。そこでボールを奪って最終ライン裏へとパスを入れてスターリングが裏へと抜ければチャンスができる。
中盤の構成は今季IHはベルナルド・シウバとデブライネの組み合わせでいくだろうがローテーションするならギュンドアン、パーマーもいるしレベルが高い。今季はベルナルド・シウバが絶好調で攻守に動き回っている。左であればグリーリッシュとの連携が抜群であるし右だとWGとSBのボール回しからハーフスペースへと抜け出してボールを引き出しチャンスを作る。ビルドアップのサポートにも加われるし今季開幕前には移籍の噂があったが放出しなくてよかったと思う。そしてシティアカデミー出身パーマーはフォーデンに次いでシティの主力になれるだけのポテンシャルがある若手有望株だ。スタメンで使う可能性もある。
ブライトンは守備時532または523気味にブロックを敷くので中盤ラインの外側からボールを引き出せるはずだろう。
そんな感じで昨シーズンの優勝決まった後の第37節でブライトンに3−2で負けているシティ。ブライトンとは相性が良い方だが昨シーズンのこともあるし油断はできないと思う。今節はチェルシー、リヴァプールが勝ち点を落とすとシティ首位浮上のチャンス。
あとポッター監督のブライトンは良いサッカーしてる。シティと出会わなかったらファンになってたかも知れない。基本このシティなびは優勝候補と呼ばれるチー厶は始めから応援しないからブライトンは良いサッカーしてるし好感持てる。(シティは今や優勝候補筆頭やけどこのシティなびがシティサポになったのは2002−2003シーズンで当時は弱かったし注目されてなかった。今となればまさかここまで強力になるとは思わなかったけどね)
そんなところ。
