[トゥーロン国際大会]Uー23日本VSUー21イングランド | シティなび

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トゥーロン国際大会2016
Uー23日本0ー1Uー21イングランド

Uー21イングランド代表のSYSTEM

ーーーーーーウッドローーーーーー

グライムス パーマー グリーリッシュ

ーーーーーベイカー スウィフト

ターゲット チェンバース ステファンズ ホールディング
ーーーーーーーーガンーーーーーーーー

選手交代:ベイカー→ロフタス・チーク,ターゲット→アイオフォー,チェンバース→ハウス

得点者:15分ベイカー

グループリーグ首位通過を目指すイングランドが既にグループリーグ敗退が決定してる日本と対戦。ちなみにイングランドのGK アンガス・ガンはマンチェスターシティのユース所属

で,試合戦評
イングランドのSYSTEMは上図では4231だけど2トップ気味にも見える。
この世代のイングランドの戦術はDFラインからのビルドアップを重要視しているのと中盤を省略した縦に長いパスを多用している。昔のイングランドフットボールは古典的なキック&ラッシュでロングボールを前線に放り込んで落下地点に向けて前線の選手が一斉に飛び出す単純な戦術が主流であったが現代フットボールの戦術トレンド(ポゼッションサッカー)の流れにあやかりイングランドのサッカー自体も若い世代やA代表は変貌している。まずビルドアップで特筆すべきストロングは日本に前線からプレスかけられても闇雲に大きく蹴らずにGKも参加するビルドアップでショートパスを足元へ的確に繋いでくる。日本は前線から激しくプレスをかけても中盤の連動性が遅くCBの手前に下りてサポートへ加わるイングランドの中盤がドリブルで上がれるスペースができる。ビルドアップの肝はアンカーで左右へ開くCBの中央へアンカーが下りて3枚でパスを回す。両SBは高い位置に張り出して幅を使う。このビルドアップのコンセプトはA代表同様で崩しのエリアはほぼサイド。DFラインとMF間でパスを引き出す選手がいると縦へ楔が入り2列目から選手が飛び出して連動性ある攻撃を繰り出すが中央へは殆ど楔を入れずに高い位置に張り出すSBへ展開する。SBが高い位置に張るとSHは入れ替わるように引いてパスの出し手役になる。
中盤を省略した長いパスを入れる場合は前線の動きだしが肝で対角線に動いてDF間のギャップへコースを取ってロングパスを受ける嫌な動きをする。
守備面ではボールロスト後のネガティブトランジションが素早くプレスバックを徹底し奪い返す意識が高い。ボールサイドへは選手同士の距離感が良いのでボールの出所へプレスをかけて相手のパスミスを誘う。
バイタルが空くことがあるがシュートコースへは寄せにいくポジショニングを取りコースを切っている
特筆すべきポイントはSBのポジショニングで左SBが攻め上がると右SBは少し引いてつるべの動きをしバランスを整えるがどちらか一方のSBが攻め上がると逆サイのSBは中に絞ってカウンターをケアするポジショニングを取っている。
懸念されるのは中盤でインターセプトされてカウンターに持っていかれる場面が何度かあったのと前線2人の動きだしにDFラインは下げさせられる。というのも1人がプルアウェイで前線へ走られるとDFラインは下げさせられもう一枚がDFラインとCMF間のスペースに入り込んでドリブルで運ばれる。CMFはA代表と同じくパス出しと飛び出しを求められているがフィルター役もほしいところ。あと前線は個で打開できる本格的なストライカーがほしいところ

そんな感じでUー21イングランド代表4連勝で決勝進出。相手はフランス

しかしイングランドの未来は明るい。この世代はスターリング、ダイアー,デル・アリ、ストーンズ,ラッシュフォード等もいて彼らはEURO2016予備登録メンバーに入っている