牧野邦夫の生誕100年を記念した展覧会
美術館「えき」KYOTOでの開催が
来月に迫ってきました
2025年10月11日(土)~2025年11月16日(日)
『生誕100年 昭和を生きた画家 牧野邦夫
-その魂の召喚-』
まだ手に入れていませんが
修正が出てしまい遅れていたチラシが
完成したと聞きました
裏面には出品作品も紹介されているようです
牧野邦夫が生涯かけて描き続けようとしていた
先日紹介した「未完成の塔」
50歳になり自分のやることが見えてきたと
目標を定めて描き始めた作品
この作品のキャンバスの裏面には
牧野にとって節目となった大事なことが
牧野独特の書体で書かれています
50歳から90歳の自分の姿を想像し
一生かけて描く計画の絵でしたが
1960年に胃の不調を訴えてから
1年もたたずに帰らぬ人となってしまいました
牧野没後14年の2000年5月
「開運!なんでも鑑定団」に登場
このなんでも鑑定団では
応募されたたくさんの作品に対し
それぞれの鑑定士が集まり事前に作品をしぼる
裏鑑定というものがあるそうです
そこに無名に近い牧野の作品が持ち込まれ
ほとんどの鑑定士の方々は
名前も聞いたことがないから
「どうしましょうか」とうことになった
絵画部門を担当していた永井龍之介氏は
もちろん牧野の存在は知っていた
永井氏が推してくれたおかげで
TVに登場することになる
調べてみると出品されたのは
作品『眠る洋子』 とあったので
画集から探したのでこの絵ではないかと・・・
牧野のモデルをしていた洋子さんという
女優さんの絵
この日の放送の鑑定価格は300万円
ほとんど知らない画家の絵だけれど
他の鑑定士さんたちも
その絵の本質や美しさに惹かれ大賛辞
この値段が付けられたとのこと
私自身 この放送は見ていませんが
当時その場で鑑定をしていた永井氏の話を
後に知りました
それもあって牧野邦夫の絵に惹かれる人が
出てきたのだと思います
美術館に収蔵されている作品は少なく
私自身も千穂さんですら
個人蔵の作品をオークションで観るだけ
オークションでは牧野作品のほとんどが
100万単位で取引されています
今回の京都の牧野邦夫展も
個人蔵の作品が多く出品されます
是非 この機会に本物をご覧ください
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