ブログを観て頂きありがとうございます。
今日は若くして亡くなった従弟の誕生日でした。
生きていたら30代半ばだったので、楽しくお祝いしていたろうと考えていました。
そんなことを思っていると、母方の祖母が亡くなった一報が届きました。
施設に入っていた祖母は93歳で亡くなりました。
年末から食事が摂れず、点滴だけで過ごしていると聞いていました。
そんな中でも、一切弱音を吐かず
「きついことはないから心配しなくていいよ。ごはんもそのうち食べるから」
と言っていたようです。
とても優しく強い人でした。
夫が遊び人だったことから身を粉にして働き、小さい身体ながらも6人の子を育てたパワフルな人でした。
学校にはまともに通えなかったようですが、本や勉強が好きな人で新聞紙に入っているチラシの裏によく文字を書いて勉強していたのを覚えています。
そしてお話が好きだったので、私が行くとたくさんお話をしてくれました。
特に幼い頃は本家の祖父母に疎まれていた私は、母方の祖母のところへよく行き時間を過ごしていましたから、祖母との思い出は多いしお互いの苦労も知っていました。
晩年は視力がほとんどなくなり人の顔が見えなかったのですが、声で見分けていました。
私が近くに住んでいる時はよく会いに行ったし、病院の受診も一緒に行ったり、私が勤めていたクリニックにも受診して一時でも関われたことは良かったと思っています。
幼い頃の娘も会いに行って、祖母の顔を撫でながら
「ばあちゃん可愛いね」
といって2人で笑っていたことを懐かしく感じます。
娘とヤクルトを一緒に飲みながら”美味しいね”と2人で笑顔になっていて…その時の祖母の嬉しそうな顔は今でも忘れません。
祖母は苦労が絶えない、でもとても我慢強い人でした。ストレスで声が出なくなってしまったこともあるくらい辛抱強い人でした(3年程声の出ない生活が続きました)。
でも、祖母はこれも自分の定めだと受け入れ生きていかなければならないと話していました。
そして、与えられた命を大事に全うしなければならない、よし頑張ろうと自分を奮い立たせる人で、その決意をよく私に話してくれました。
だから、最期自分の命が尽きようとするまで弱音を吐かず、生きてこれた事や会いに来てくれた家族に感謝や労う言葉を伝えて生涯を全うしたのだと思います。
祖母の強さに感服するばかりです。
最近精神的に不安な私の娘に祖母の事を聞いてみると、死ぬことが悪いことや怖い事じゃなくてゆっくり休めるという捉え方が出来ているので、人生と向き合うということに関しては貴重な機会であると思っています。
人の死に直面することはそんなにありませんので、命のありがたみ、それから強く生きてきた祖母の人生に尊敬の念を抱きながら、息を引き取った祖母が安らかに眠れることを祈りたいと思います。
新年から日本ではいろいろなことが起きています。
命の尊さを考える出来事はたくさんあります。
今この世に存在している事、周りにいてくれる人を大事に想い感謝してみましょう。
今の環境に、命があることに感謝し大事に思いましょう。
皆様、どうぞご自分を大事にしてください。
長く書きましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
明日もまた頑張って行きましょうね。