保育園で飼っていたカブトムシ。
去年保護者の方から「幼虫いただいたんだけど要りません?」ってお声が。
あれから1年。
立派に育って子どもたちのアイドルに♪
そのアイドルは子どもたちの荒っぽい扱いにも耐え、身をもって子どもたちにいろいろな事を教えてくれました。
そんなある日。
あれ?
何?これ?
子どもたちに
「調べてみて、調べてみて、なに?これ」
調べた結果どうやら「たまご」ではないか・・・と。
感動!!
アイドルに子孫が・・・。
これはあたたかく見守らなくては。
それからしばらく経って。
ケースの中には
あのちっちゃなかわいいたまごとは似ても似つかない大きなものが・・・・。
あの強そうなアイドルたちとは似ても似つかないやわらかなものが・・・・。
たくさんいた。
(※苦手な方は拡大して見ないでください)
「ほら、いるいる」
「いっぱいいるねー」
「あっ動いた!」
・・・・と
もぐりこんで底にいるそのやわらかなものを見ているのはすべて女子。
躊躇しない女子たち。
素敵すぎます♪
そして、かつてアイドルだったカブトムシさんの、世代交代です。
そんな世代交代の出来事。
今、園で綴って保護者の方と共有している「成長ストーリー」の中の
1話を紹介したいと思います。
4才児の子どもが、死んでしまったカブトムシを埋めてあげた時のものです。
「天国にいかせてあげよう」
カブトムシの最後の1匹が亡くなってしまった時のこと。
子どもたちで埋めに行くことになりました。
いつものように西保育室の裏に穴を掘っていると、
K「あっ、カブトムシの羽が落ちてる」
以前埋めたカブトムシの羽が、先日の大雨で土の上に出てきていました。
K「これも埋めてあげよ」
数分後・・・・。(穴を掘り続ける)
S「そろそろいいかな?」
K「ちょっとまって、こうやって、・・・・(カブトムシを穴に入れる)これじゃあまだ(埋めても)ツノが出ちゃう」
S「そっか、じゃあまだだね」
K「こうやってやると土が柔らかくなって掘りやすいよ」
さらに数分後、大きな穴が完成。
<保育士の思い>
夏の間、大事に育ててきたカブトムシがついに全部死んでしまいました。
虫が死んでしまうと子どもたちから「天国に行かせてあげよう」という声があがります。
しかし、すぐに行けない状況の時もあり、「後で埋めに行こうか」と答えてしまう時があります。
そんな時、その後も覚えていて「そろそろいこうよ」と誘ってくれるのはいつもK君です。
それだけ虫への思いが大きいんだなと感じます。
虫を埋めるのはいつも西保育室の裏です。
最初は大人も一緒に穴を掘り、どのくらいの大きさがいいか考えながら掘っていました。
しかし、何度も埋めにくるうちに自分たちで穴の大きさを考えられるようになっていました。
中でもK君は掘れた穴に一度カブトムシを置いてみて、その大きさでよいかを確認していました。
また、穴を掘るときには「土を柔らかくする仕方知っているよ」と、何度か土に軽い衝撃を与えて土を柔らかくし、それをすくうという方法で掘っていました。
どちらも教えたわけではありません。
大人が自然とやっていたことをK君が見て覚え、身につけていきます。
毎回一緒に埋めにくる中でK君の中で様々な事を覚え、自分のものにしていってくれたんだなと感じました。
そして、以前埋めたのに大雨の影響で土の上に出てきてしまっていたカブトムシの羽や手足にすぐ気が付き、「これも埋めてあげよう」と提案したK君。
ひとつ残らず拾い上げ、一緒の穴の中に入れてあげる姿に優しさを感じました。
虫への興味もあり、捕まえたり図鑑で調べることは大好きですが、その時の興味だけで捕まえて、すぐ死なせてしまうことが多いのも事実です。
命の尊さを理解するのはまだまだ難しいですが、“虫が好き” “死んでしまった時には埋めてあげたい”今はこの2つの思いだけで十分だと思います。
ここから少しずつ、死なせてしまわないためにはどうすればよいかということをみんなで考えていってほしいなと思います。
カブトムシが、身をもって教えてくれたことがここにもありました。
カブトムシさん安らかに・・・。
去年保護者の方から「幼虫いただいたんだけど要りません?」ってお声が。
あれから1年。
立派に育って子どもたちのアイドルに♪

そのアイドルは子どもたちの荒っぽい扱いにも耐え、身をもって子どもたちにいろいろな事を教えてくれました。
そんなある日。
あれ?
何?これ?

子どもたちに
「調べてみて、調べてみて、なに?これ」
調べた結果どうやら「たまご」ではないか・・・と。
感動!!
アイドルに子孫が・・・。
これはあたたかく見守らなくては。
それからしばらく経って。
ケースの中には
あのちっちゃなかわいいたまごとは似ても似つかない大きなものが・・・・。
あの強そうなアイドルたちとは似ても似つかないやわらかなものが・・・・。
たくさんいた。

(※苦手な方は拡大して見ないでください)
「ほら、いるいる」

「いっぱいいるねー」


「あっ動いた!」
・・・・と
もぐりこんで底にいるそのやわらかなものを見ているのはすべて女子。
躊躇しない女子たち。
素敵すぎます♪
そして、かつてアイドルだったカブトムシさんの、世代交代です。
そんな世代交代の出来事。
今、園で綴って保護者の方と共有している「成長ストーリー」の中の
1話を紹介したいと思います。
4才児の子どもが、死んでしまったカブトムシを埋めてあげた時のものです。
「天国にいかせてあげよう」
カブトムシの最後の1匹が亡くなってしまった時のこと。
子どもたちで埋めに行くことになりました。
いつものように西保育室の裏に穴を掘っていると、
K「あっ、カブトムシの羽が落ちてる」
以前埋めたカブトムシの羽が、先日の大雨で土の上に出てきていました。
K「これも埋めてあげよ」
数分後・・・・。(穴を掘り続ける)
S「そろそろいいかな?」
K「ちょっとまって、こうやって、・・・・(カブトムシを穴に入れる)これじゃあまだ(埋めても)ツノが出ちゃう」
S「そっか、じゃあまだだね」
K「こうやってやると土が柔らかくなって掘りやすいよ」
さらに数分後、大きな穴が完成。
<保育士の思い>
夏の間、大事に育ててきたカブトムシがついに全部死んでしまいました。
虫が死んでしまうと子どもたちから「天国に行かせてあげよう」という声があがります。
しかし、すぐに行けない状況の時もあり、「後で埋めに行こうか」と答えてしまう時があります。
そんな時、その後も覚えていて「そろそろいこうよ」と誘ってくれるのはいつもK君です。
それだけ虫への思いが大きいんだなと感じます。
虫を埋めるのはいつも西保育室の裏です。
最初は大人も一緒に穴を掘り、どのくらいの大きさがいいか考えながら掘っていました。
しかし、何度も埋めにくるうちに自分たちで穴の大きさを考えられるようになっていました。
中でもK君は掘れた穴に一度カブトムシを置いてみて、その大きさでよいかを確認していました。
また、穴を掘るときには「土を柔らかくする仕方知っているよ」と、何度か土に軽い衝撃を与えて土を柔らかくし、それをすくうという方法で掘っていました。
どちらも教えたわけではありません。
大人が自然とやっていたことをK君が見て覚え、身につけていきます。
毎回一緒に埋めにくる中でK君の中で様々な事を覚え、自分のものにしていってくれたんだなと感じました。
そして、以前埋めたのに大雨の影響で土の上に出てきてしまっていたカブトムシの羽や手足にすぐ気が付き、「これも埋めてあげよう」と提案したK君。
ひとつ残らず拾い上げ、一緒の穴の中に入れてあげる姿に優しさを感じました。
虫への興味もあり、捕まえたり図鑑で調べることは大好きですが、その時の興味だけで捕まえて、すぐ死なせてしまうことが多いのも事実です。
命の尊さを理解するのはまだまだ難しいですが、“虫が好き” “死んでしまった時には埋めてあげたい”今はこの2つの思いだけで十分だと思います。
ここから少しずつ、死なせてしまわないためにはどうすればよいかということをみんなで考えていってほしいなと思います。
カブトムシが、身をもって教えてくれたことがここにもありました。
カブトムシさん安らかに・・・。