宝がなくなる | マンボウメロンのつぶやき

マンボウメロンのつぶやき

2014年7月 64歳で小腸癌・腹膜播種、ステージⅣとなりました。
外科手術から、抗がん剤と治療は進みますが抗がん剤が
飲めません。
色んな療法を試しながら頑張って生きます。
だって、孫の車買う約束したものね。


訪問ありがとうございます。


今日は、特老に入所している母の所に見舞いにいった。

母は、92才でまだ手押し車でトイレにも一人で行ける。


2年前に入所した。


入所申し込みは本人の強い希望で88才の時申し込んだ。

2年待ってやっと入れた。



母は、86才の時大腸癌を切除しているが、抗がん剤など使用せず

健在である。

頭もしっかりしている。


私が病気になるまでは、2回/週にょうぼ殿と見舞いに行っていた。

退院後1回/週になっている。



私の入院が40日と静養で2ケ月行かなかった。

退院後初めて見舞いに行くと、手を力強く握り離さなかった。

泣いて喜んでくれた。


先週姉夫婦が見舞いに行き、帰りに差し入れしてくれた時。

『おばあさんに話した方がいいよ、いつもあんたのことばかり聞くよ

そうだね、半分ぐらい気づいているよ。』



今日、話したくなかったが話した。

母は、『大事な宝物がなくなるんだね』と言って泣いた。

『まだ、まだ、当分見舞いに来れるから大丈夫だよ』と言った。



やはり母だ。

入院する前の自分と今の自分違うのを見ぬいていた。

帰るとき、手を握って離さなかった。

話をするのが早すぎたかなと思った。



でも、姉二人娘二人が見舞いにいっても、どうなんだろ。

病院通院してるのかね。とか話題はそちらばかり。

みんな見舞いに行っても話題が負担になっていたんだね。



母の宝がなくなる、その言葉重かった。

親不孝な息子です。