気位の高かった自分 | マンボウメロンのつぶやき

マンボウメロンのつぶやき

2014年7月 64歳で小腸癌・腹膜播種、ステージⅣとなりました。
外科手術から、抗がん剤と治療は進みますが抗がん剤が
飲めません。
色んな療法を試しながら頑張って生きます。
だって、孫の車買う約束したものね。


いつも訪問ありがとうございます。



26.6月にこの病気にかかる前は、おれが一番何でもおれが



 おれがの人生だった。



仕事も家庭のことを考えず、何時になろうと完結してしまうんだ、



明日に残すな。



皆に厳しい言動、行動をとったものだ。人生焦りすぎた。



子供のことも、にようぼ殿にまかせっきり。



二人の子供もよくよく一人前に育ったものだ。入院した時、



二人の子供の心配そうな顔を見て、自分は、二人の子供に親として、



父として本当の愛情を、信頼を、親しみを、与えたんだろうか。



仕事に逃げて、人生一回きりの子育てしていないよな。



もっと語り合えば、もっと愛情をあたえてれば、取り返しのつかない、



人生をしてしまった。



近所の人にも、そんなに話をするわけでもなく。



親戚の方々に、こちらから近づくわけでもなく。



仕事が人生とでも考えていたのかな。いま考えると馬鹿な自分であった。



今までの人生、振り返ると何が残っている。何にも残っていないよ。



仕事上の出世はしたが。何にもならないよ。



家庭こそ人生の生きる土台だ。病気になって初めてきずいた。



遅かった。もっと早く気づけよ。



病室で横たわる、私に触れる二人の子供のあたたかい温もりを感じた。



何よりも効く良薬だ。



ごめんよ。もっと遊べばよかったね。もっと旅行に行けばよかったね。



もっと食事に行けばよかったね。



もっともっと、今出てくる言葉は戻ってこない言葉ばかり。



すまない。ごめんな。お父さん人生の罰が当たったんだよ。



でもね。



治療に全力。



治療に精一杯頑張るから。



だって孫の車買う約束したものね。