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26.6.28に某総合病院に入院し、各種の検査を行った。
最終的に診断されたのは、小腸癌だった。
外科手術でまず治療開始だ。
26.7.3午後16時から5時間の手術でした、手術室に入った時
心臓はバクバク血圧急上昇。
ただ思ったことは、これは悪い夢を見ているんだ。
入院からすべて夢だと思いたかった。
現実は、厳しい先生の冷静な声で『はじめますよ』の一声で、
まったく空白の5時間が経った。
『目を覚ましなさい』の声が微かに聞こえて来た。
尿管がやけに気になった。不愉快だった。
点滴が数えきれない程点棒にぶら下がっていた。傷口が痛い。
ベットで病室に帰った。運よく手術当日個室に入れた。
せめての救いだ。
愛するにょうぼ殿が、『大変だったね』
その一言に、涙が出た。
娘2人心配そうな顔、姉2人心配そうな顔。
私は、これほどの人たちに心配かけているのだ。
これだけの人々に支えられているのだと感謝一杯。
手術は、小腸の腫瘍摘出だけでなく。
事前にペットで検査した、腹膜播種も切除した。
眠れない一夜であった。考えた、もしにょうぼ殿より
先に逝ったらどうしょう。
田んぼのこと、畑のこと、庭のこと、9*才の私の母、
8*才のにようぼ殿の母。
遺言状で書いているがもし私に何かあれば。
家を屋敷を売り、マンションに出ていいよ。
と書いたがそれをしてくれるかな。
天井は無常にも、薄明りの中なんにも答えを出して
くれない。
天井とにらめっこ。
手術後、3日間にようぼ殿が泊まり込んでくれた。
ありがたかった。感謝してもしきれなかった。
退院したら、美味しいものを食べに行こうね。
退院したら旅行に行こうね。
楽しみだった。
入院して、絶食が30日続いた、色々アクシデントがあった。
にようぼ殿の妹に、毎日メ-ルを打った。にようぼ殿の次に
私の理解者だ。
正直な気持ちを打った。
返事は思いやりのある言葉であった。
気の落ち込みを何とか上昇しようと必至だった。
その時思ったことは、水が飲みたい。
ただそれだけだ。
26.7.31退院をした。タクシ-の揺れがしんどかった。
でも家に帰った。家はいい。自由だ。生きてる。
かなもかも、私は皆の力で生かされている。
人生もう一度考える時間をもらった。生きてるだけで
人生まるもうけ。
そう考えないとやっていけないよ。
そう考えないと感謝の気持ちがなくなるよ。
手術から退院まで、つぶやいた。
皆にありがとう。感謝。