△山下清展に行って② | 永遠の少年

永遠の少年

~流星の祈り~

68歳になった流星ですが、いつまでも心が子供です。
冒険心、無邪気さ、やさしさ、恋心、歌心を忘れずに☆☆☆

山下清と言えば美しい「絵」が浮かびますが、

この山下清展に行ってはじめて知ったのが、

山下清が旅のつれづれに書いた「放浪日記」の中の言葉が

「絵」と同じように素敵でした。


では、「放浪日記」より


「富士山を見る前はもっと美しい山だと思っていたものが
本物を見たら
自分の思ったより美しく見えなかった

はじめ見たときは美しく見えても欲張っていつまでも

見ていると美しく見えなくなってしまう何でも欲張って

見ていると美しく見えなくなるということがよくわかりました」


う~ん、ほんとですねえ。欲張りすぎると人間だめですね。


なお、日記の文にはまったく句読点がないのですが、このことに

ついて清さんは、しゃべるときには、まるとかてんとか言わないんだから

だからまるとかてんは書かないんです。

とのことです。


富士山 ペン画 1957年(昭和32年)
やさしさ短詩