永遠の少年

永遠の少年

~流星の祈り~

70歳になった流星ですが、いつまでも心が子供です。
冒険心、無邪気さ、やさしさ、恋心、歌心を忘れずに☆☆☆

流星短詩集19

 

「マイナス40歳」

 

横じまのTシャツマイナス10歳
ジーンズ履いてマイナス10歳
早朝ジョギングマイナス10歳
ちょっぴり恋してマイナス10歳

 

短評:70歳マイナス40歳で30歳くらいが今の私の精神年齢です。

   誰の影響なのか、わからないけど心は老けそうにありません。

 

 

「夢の街東京1974年」

 

銀座ホコテンカップヌードル

新宿三越屋上桜田淳子ちゃん

原宿表参道のキティーランド

神田共立講堂拓郎コンサート

 

 

短評:18歳の時、長崎から東京に向かった。東京のすべてがドリームだった。

淳子にも拓郎にも逢えた。♪ああ!あれは春だったね

 

 

「痛み」

 

あなたが足が痛いと言うと
あなたが腰が痛いと言うと
あなたが頭が痛いと言うと
私は胸が痛くなってしまう

 

短評:人を愛すると言うことは、こういうことなんだろうな。

   その人の痛みが自分の痛みとなってしまうのだ。

 

 

「作文」

 

障害でしゃべれなかった

だから作文が好きでした

あの先生がくれた花丸が

今僕にこの詩を作らせる

 

短評:小学4年生の時に初めて、自分がうまく発音できないことに気がついた。

   馬鹿にされ傷ついて泣いた。でもそれが僕に詩を書かせたんだ。

 

 

「フォークダンス」

 

ふぉーくだんすのときめき

もうすぐあのこのてにふれる

すきだとばれたらどうしよう

しんぞうばくばくほほあつい

 

短評:オクラホマミキサーっていうフォークダンスは思春期の僕にはあまりに

   刺激的で怖かった。あの娘に僕の想いがばれたらどうしていいかわからなかった。

 

 

「カセットテープ」

 

片想いのあの娘のため

あの娘と僕の好きな歌

ミックスして一晩徹夜で

作り贈るマイベストテン

 

短評:こうして作ったカセットテープだが、片想いのあの娘に

   渡せた記憶がないのはなぜだろう?結局その恋が実をむすばなかった

   からだろうな。でも自分で聴きながら夢はいっぱいだった。

流星短詩集18

 

「不良」

老人が目前に来て

座ってた不良っぽい学生が

ドアから出ていったん降り

むこうの車両で立っている

 

短評:人は見かけで判断してはいけない。まして人のやさしさ

   なんて誰にも見えない。神様のような人が悪魔だったり

   することも。

 

「50年後」

閉鎖したゴルフ場を

森林に還そうとする活動の

実現は50年後なんですと

75歳の倉本聰さんの照笑

 

短評:今まで見てきたドラマで一番好きなのが「北の国から」。

   地球の自然を破壊し、不要なものを作りつづける人間へ

   の警鐘のドラマ。

 

「恋になる」

島行く船で髪を風で洗っていたら

飛行機から下界見てため息したら

人に好かれぬ僕に微笑みくれたら

僕が嫌いなあいつと君が話したら

 

短評:これが恋というものなのか、なんだこのドキドキは?

   僕があの人に恋をした瞬間。

 

「よーいどん」

掃除したから「よーいどん」

朝日見たから「よーいどん」

完走したから「よーいどん」

涙全部流して「よーいどん」

 

短評:運動会の「よーいどん」で僕はかけだす。かけだしたら

   いらんことは何も考えられない。ただただ無我夢中で腕

   を振り脚を動かす。さあ、自分との戦いの始まりだ!

 

「ゲンコツ」

いじめる子供にゲンコツしたい

目から火花が散るようなゲンコツ

僕も小6の担任からやられたなあ

グーの中に愛がぎっしり入ってた

 

短評:もちろん暴力はいけない。だけどあの先生のゲンコツ

   には間違いなく愛が込められていた。僕はあのゲンコツ

   のおかげでやさしさというものを知った。

 

「ステレオ」

泣いて買ってもらった

大きな家具調のあのステレオ

ど迫力の音楽が聴きたいなあ

なぜ今あの音が聴けないのか

 

短評:僕の心の中にある7不思議のひとつ。なぜ、今のステレオ

   の音には迫力がないのか。心の奥までズドーンとくるあの

   音楽。もう2度と聴けないのか?

流星短詩集17

 

「煙草」

      

しんせい吸ってた
父が好きな煙草やめた日は
僕が島から都会へ旅立ち日
その事を知ったのは亡き後

 

短評:都会から故郷の島に何度も帰省したのにこんなことに気がつかないなんて、

   僕はどれだけ心が疲れていたんだろう。今なら言える「お父さん、ありがとう」 

 

「兄弟」


喧嘩ばかりの兄弟
いとこがまんなかに入れば
3人仲良く並んで楽しそう
テレビゲームして遊んでる

 

短評:僕の子供たちはいっつも兄弟げんかばかりしているが、

   そこにいとこの「あっ君」が入ったら、仲のいい兄弟になるのが不思議だったな。

 

 

「姉ちゃん」


僕の好物の梅干を

プレゼントしてくれる姉は

ボロボロの結婚人生のあと

やっとこさ優しき男の元へ

 

短評:長崎の×2の姉を両親がとても心配していた。まさに男運がない姉だった。

   そんな姉に僕のソフトボールの監督と大阪でお見合いをさせた。大成功だった。

   

 

「兄ちゃん」

 

釣糸解いてくれた
蝉取りで木に上ってくれた
苛められたとき助けにきて
ぼこぼこにされた兄ちゃん

 

短評:僕は幼い頃から「兄貴っこ」と言っていいくらい何をするにしてもおんぶに抱っこ

   だったな。兄は器用で僕は不器用だった。かっこいい兄でした。

 

 

「反抗期」


いつも文句ばかり
どうにもならん反抗期息子
母が退院する日の朝でした
こそーと母の布団干してる

 

短評:僕は中学生の頃、心にとても大きな悩みを持っていてそれを誰にも言えず苦しんで

   いて、お母さんにも反抗ばかりしていた。だけど心の底では母が大好きだった。

 

「母」

 

土曜と日曜の朝は母との散歩

歩は遅くなっているがまだまだ

耳も遠くなってきたがまだまだ

毎回同じ花の名を僕に教える

 

短評:父が亡くなり、長崎で兄夫婦と暮らしていた母を大阪に引き取って暮らそうと決意した。

   大阪には姉もいるからだ。母は抵抗するかと思ったが逆に喜んでくれた。やさしい母だった。