日本家屋について。6-19 | 仏教の教えと心理学で運命をデザインするプログラム

仏教の教えと心理学で運命をデザインするプログラム

仏教の師である真言宗の住職から10年間指導を頂き、
その教えからさらに14年の歳月をかけ整理体系化。
仏教と家族心理学や人間関係学を駆使した、
運命をデザインするプログラムをいよいよ公開。
(福岡県創業補助金採択事業地域3-2-1618)

 

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元来の日本家屋の部屋には

それぞれの役割がありました。

 

 

 

門には結界が張られ

不審者を寄せ付けない。

 

 

 

玄関では外界の気を

さえぎる働き。

 

 

 

そして社会での訓練を行う場所が

客間や応接間であり、

 

 

 

その隣には祈りを捧げ信心を主張する

場所としての仏間が存在しました。

 

 

 

いっぽう居間は

プライベートが守られた空間で

 

 

 

家族の団欒や悲喜こもごもの

血の通った生活があった。

 

 

 

ところが高度経済成長以降から

現在までのマンションは

徹底した無駄の排除で

 

 

 

客間と居間が供用され

社会の圧力を直接受けてしまう。

構造になっています。

 

 

 

家にいながら社会の圧力が

そのまま入ってくる状態なのです。

 

 

 

その事が原因で内的価値より、

外の評価を気にする

子供ができあがる。

 

 

 

また昭和中期までは

老人の隠居部屋と

子供部屋が存在し

古い物をしまう蔵や納戸まであった。

 

 

 

そこには歳を取ることの意味や

死に対する予習が

子供の無意識に働いたのです。

 

 

 

つまり元来の日本家屋には

今無視されている、

命の意味を家にいながら感じ

 

 

 

社会に出る訓練を生活しながら

得ることが可能だったのです。

 

 

 

もともと日本人には深くて広い視野と

その環境が家庭の中にあったんですね。