【全中総括】


昨年の全中で負けてから、精神面や技術面で様々な試行錯誤を繰り返しながら苦しむ日々が続いた。



あるとき、自分はもうこれ以上頑張っても強くなれないのではないかと弱音を吐いたこともあった。



今月の中国大会では力を出し切れずに準優勝。



そこから全中に向けた立て直しが凄まじかった。



練習内容の全てにやる目的や意味を説明し、



課題であるスタミナ、左組対策、寝技対策、ポイントを先取した後の戦い方など、本番を見据え、苦しい状況を設定した訓練を徹底的に行った。



また、畳の上で勝負するのは自分一人。



自分で問題を解決させるため、私が先回りして答えを出さない、寄り添いすぎない指導を心掛けた。



相手の方が強い、相手の方が有利、そんな声があったとしても、目の前から逃げずに勇気を持って立ち向かわなければならない。



そして、誰もが平等に与えられた一日24時間をどう使うかについて、柔道ノートに記載させた。



思い起こせば2年半前、


とにかく体が小さく、まずは怪我をしない身体をつくるため、ボールを使いながら、肩甲骨周りの柔軟性を高めるところから始めた。



すると、みるみる良くなり…


中1で県大会優勝、中2では中国大会優勝。


そして、中3では鳥取県初の全中3位。



何かのドラマを見ているような結末になった。




親御さんを始めとする沢山の支えの中で、



夢に向かって努力し続ける愚直さは、私の指導人生の中でも忘れることのない生徒の一人となった。



あの時、諦めていたらこの結果は生まれていない。




表彰式後、支えてもらった親御さんと記念撮影照れ



泰輔、感動した!!


本当におめでとう!!