今週もとても充実した柔道塾でした。
少しずつですが、着実に良くなっています。
二人とも、1時間近くかけ(一人は県外から)来塾してくれているので、練習中は甘え無しの一対一の真剣勝負です。
以前にもこんな話をしましたが、
多くの指導者の場合、教えっぱなしになってしまい、選手自身、いつまで経っても「分かる」から「出来る」にまで達しません。
いかにして「出来る」まで育てるか。
山本五十六の言葉があります。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば ひとは動かじ」
まずは「やってみせ」。
つまり、手本を示す、背中を見せることです。
次に「言って聞かせて」。
つまり、やり方を解説します。
巴投げであれば、股関節のストレッチやフットワーク、目線の角度、投げる方向などを解説します。
次に「させてみせ」。
つまり、やらせるということです。
実際に巴投げをその場でやらせ、解説の内容をどこまで理解しているか、説明不足の点は無いかを確認します。
最後に「ほめてやらねば」。
つまり、評価します。
やらせた技術についてどこが良かったのか、どうしたらもっと良くなるのか。
この評価をしっかり行うことで、自分のどこが良くてどこが悪いのかが明確になり、成長することができるのです。
しかし、あくまで練習の中で「出来た」ということと、実際の試合で出来るかどうかは別の話になります。
大切なのは選手を評価し続けるということ。
その仕組みづくりを本気で考えていけば、中学校に柔道部がなくても、週1回の柔道塾でも日本一になれるのです。
そこを追求していきます!!

福島全中、お疲れさまでした。
中1で全中を経験できたT輔。
今よりもっと親に感謝し、課題を克服して、来年の全中では表彰台を目指そう!