2022-2024】

昨日、国際柔道連盟が2024年パリ五輪まで適用される新ルール等について発表しました。

正式な解釈は、今後の審判講習会等で示達されると思いますが、さしあたって、主だったものだけでも確認いただければと思います。


●技が一度動きが止まってから、再度押し込むような技の効果は無効(ノースコア)。

●投げられまいと両肘or 両手で防御する着地は「技あり」と「指導」のダブルポイントに。

●めくり(隅落)はノースコアに。

●韓国背負いは「ノースコア」かつ「指導」を与える。

●投げ技の最終局面で、相手が寝技状態であれば帯より下に手や肘が触れてもOK。スコアも認められる。

●極端に変則的な組み手(攻撃するまで時間が掛かる組み手など)や、組み手を切って相手と離れるなどすぐに組み直そうとしない場合は「指導」。

●自ら帯をほどいたり、髪を結い直す行為は2回目から指導。

●ヘッドダイビングは反則負け【厳格化】
※頭から突っ込んだ結果、額や頭の横側での接地でも「反則負け」となる。


一連の変更については、早速、2022年1月末に開催されるワールドグランプリから適用されるとのこと。




今思えば、つい先日、韓国背負いの代名詞でもあった、アンチャンリン選手が引退されましたが、う~ん、この改正は国外に限らず国内においても韓国背負いやめくりを得意とする選手に多少影響があるような気がします。


しかし、一番の肝は「選手の安全面」。


選手や指導者は、これを理解しつつ、新たな戦術の模索や対策が必要になってきますね。