7年前の全中の優勝インタビューで、
「将来は人の役に立つ柔道家になりたい。警察官になって、警察大会で日本一になりたいです。」
と語った少年(教え子)が、7年の時を経て、お巡りさんの試験に見事合格しました。
当時から柔道一筋で勉強は苦手でした。
彼を知る人は、あの○○○がホントに?と思うかもしれない。
改めて思ったのは、全てではないにしろ、人間は思考の中で生きているんだなと。
できると思ったらできるし、無理だと思えば実現などできない。
まさに自分の枠の中で生きているのだと。
だからって、自分の思い通りにいかなくても全然いいんです。
要は、夢や目標を追いかける人と、
他人の人生をああだこうだいう人と、どっちが輝いて見えるのかって、そんなこと言うまでもありませんね。
彼には、今までお世話になった人や、これからお世話になる人に「敬」の心をもって、「礼」を尽くすよう話をしました。
また、もう一人の全中優勝した教え子は、全日本C強化に継続指定されました。
私もたった3年間強化にしがみついていましたが、あの合宿の張り詰めた空気が嫌でした。
ケガをしていても「気合いで」乗り切らないと、次は呼んでもらえないという不安…
今では科学的なデータを導入した練習をはじめ、合理性のある強化が行われている。
あるニュースによると、2期9年の任期を完遂された井上男子監督は、後任へのバトンタッチが決まったようですね。
後任予定の鈴木監督は、教え子が大変お世話になり、これまた人格者の方で、私の中では期待しかありません。