私の中で、、
この状況で本当にオリンピックやるの?と思う一方、池江璃花子選手の活躍を見ていると、オリンピックで彼女が泳いでいる姿を見たいとも思ってしまいます。
池江選手のコーチは彼女をこう評します。
「力を出し切る能力がある」
コーチ曰く、予選、準決勝で、
「まだ調子はこれからだな」
「ターンも正直うまくいってないな」
という印象だったそうですが、決勝では最後、どういうタッチにするのかなと思っていたところ、
「こうやってくるか!」
と驚いたそうです。
最後、かかずに伸びてタッチしてうまく合わせてきた。修正力が凄いというのか、力を出し切る能力が凄すぎるのか…
3年前、教え子が全国制覇した時、
同階級の主要選手の情報を事前に収集し、私の中でどんな状態であってもゴールへと導くための方程式はできていました。
しかし、決勝の相手だけは強すぎて弱点が見つからず、「対策」はあっても、私の中でゴール(出口)を見いだせなかった。
なので、決勝の前、
「これはやっちゃいけない」
ことだけを伝え、最終的なゴール(出口)は本人に任せました。
すると、残り1分を切ったところで
「●まと、出し切れ」
この声が本人に伝わったのでしょうか…
決勝のここぞという場面で、個別練習で何百回と磨いた電光石火の内股を放ちました。
最後、決断したのは本人でした。
そうなんです。
最後は、
自分が信じ続けた武器
を持っているかどうか…
塾生にはそこを追求していきます。